サービスを消費すると同時に支払いができる!クリプト訪ねて三千里:第368話 Lightning Labs

MtGoxの債権債務整理において動きが。BTC、BCH以外のクリプトについては精算して現金化する方針を示唆。

Lightning Labs:https://lsat.tech/

Building the next generation of decentralized, resilient financial infrastructure.

Lightning LabsはBlockchainプロトコルを開発しているスタートアップ。

同社にはTwitterのJack Dorseyも出資しています。

 

彼らが最近発表したLightning Service Authentication Tokens(LSAT)が面白いので取り上げてみました。

LSATとは、事業者が有料のAPIをLightning Network上に公開することを可能にした独自ツール。

 

一般的に有料のウェブサービスを購入する際に、ユーザーはメアドやカード情報を記入する必要がありますが、LSATを活用すれば、ユーザーはそのような個人情報を開示せずに、ウェブサービスを享受することができます。

 

Lightning Networkのトランザクション履歴を参照することで、領収書のようなものを作成します。また通常のCookiesとは異なり、LSATは暗号化されたクレデンシャルを持つ為、個人情報をわざわざ入力しなくも認証ができるという訳。

 

『初月は無料』という謳い文句が横行している昨今、解約し忘れて被害を被る方が多いですよね。APIを叩く毎に支払いをすることができる同サービスはウェブサービスの支払い体験に革命を起こす予感。

 

応用例としてはメーター式のAPI。サブスクは通常前払いですが、”サービスを消費すると同時に支払う”という形を提供することも可能。

 

ストリーミング視聴等、相性の良いウェブサービスは沢山ありそう。

 

【Lightning Labs】

・出資ラウンド(2020/4現在): Series A

・資金調達額:$12.5M

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