ビットコインが今後いくらになるのか、関心を持っている人は多いと思います。今は5万8千ドル。去年は1万ドル以下だったことを考えると驚くべき値上がりです。
やはり、5万8千ドルというのは高いと感じる人も多く、買い控えている人は多いようです。だからこそ、相対的に安く見えるアルトコインに手を出したり、はたまた魅力的なニュース(特にDeFi、NFTあたり)が出てくることから暗号資産祭りとなっているのが現状です。バブルではないか?と言われておりますが、バブルではないかと言われている時、すなわち半信半疑のときはバブルが続きます。はじける時は、これは本物だとみんなが思い始めたときです。
個人的にはビットコインキャッシュやライトコインも有望だと思っているのですが、他と比べて値上がりが目立たず落ち着いていますね。
暗号資産に目を向けているのにはタイプが分かれているようです。
1、ビットコインを資産として捉え、法定通貨を中心に考えている人。
2、法定通貨の考えを放棄して、暗号資産ワールドを中心に考えている人。
1は普通の人、常識人です。2は変人です。私はどちらかというと2のほうに属しているかもしれません。2くらいの考えでないと値上がり益を享受できないでしょう。というのも、価格が上がると売ってしまいたくなるのが人間だからです。なかなかずっと持ち続けるのは案外難しいものです。
ビットコインは決済手段として徐々に使われ始めてきていますが、この激しい価格変動は決済手段としては扱いにくいです。今後、ビットコインが実社会に必要とされるのか、そうでないのかを予想するのは2030年のビットコインの価値を占う上では重要なファクターとなります。ちなみに私はライトコインが最も決済手段に適していると考えており、少しずつですが買い集めています。(ただし価格がずっと上がり続けているため満足に買えていませんが。。)大きな理由としては手数料が安いからです。
ビットコインは10万ドルに行くと言われていますが、私の考えでは単純に到達するとは考えていません。2008年6~7月に原油が150ドルに迫る勢いだった時に、200ドルに達するのも時間の問題だと言われていましたし、実際に行くような気もしていましたがいったん崩れれば調整は早かったです。半年で35ドルまで落ちました。昨年の4月にはまさかのマイナス40ドルと、原油が産業廃棄物化したこともあり、改めて相場というものは恐ろしいと感じました。
「ビットコインはゼロになることもあるだろう。」と警戒していたのがつい2~3年前で、流石にそれはないかなと思い始めたのが1~2年前でもありますが、相場に絶対はありませんので、今一度、気を引き締めるのも大事だと思います。来月ビットコイン3,000ドル、イーサ180ドルになったらどうします?2~3年前くらいはこの価格水準で生きていましたのでありえないことはないのです。せっかくの波がきていますのでいたずらに警戒するのもナンセンスですが、今が当たり前だと思って相場の波に乗っているのもナンセンスです。様々な思惑が入り混じったのが相場です。
2030年のビットコインはどのように位置付けられているのでしょうか。2021年5月現在、未来はまだ来ていないのです。
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。