結論からいうと、以下のリンクの合成版をお届けします。
付加価値をつけて皆様にお届けしたかったのですが、非プログラマーであるがゆえに+αをつけることは無理でした。逆に言うと、全て削ぎ落とし、非プログラマーでも何とかやれますよ、という形でお届けできればと思っております。
そのため、詳細は上記リンクのほうが参考になりますので是非ご確認下さい。
自動売買の考え方
儲かるロジックがないと自動売買をするメリットは全くないのですが、自動売買が可能であるという手ごたえはロジック開発前でも欲しいものです。
記事「仮想通貨の自動売買とその考え方」は、以前に私が書いた記事ですが、自動売買の手段というのは結構多くあります。今回は自分でプログラミングをする方法をお伝えします。
自作プログラミングは思った通りのことを実行できるメリットがありますが、一方で技術習得には時間がかかるというデメリットもあります。Pythonは比較的短いコードで他のプログラミング言語と比べて大変わかりやすいですが、とは言っても普通のプログラミング言語です。難しいことに変わりありません。
Bitmexのテスト口座
Bitmexのテスト口座がありますので開設しましょう。記事「ビットコインでマーケットメーキング」でも紹介しましたが、BitMEXテストネットというデモアカウントでプログラム売買を試せるのは大変ありがたいです。
BitMEXテストネットの口座開設 https://testnet.bitmex.com
Bitmexにて、API keyとSecret keyを入手してください。この二つの文字列を使います。
テスト用のコード
[code lang=”js”] from time import sleepimport ccxt
exchange1 = ccxt.bitmex({
‘apiKey’: ‘xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx’,
‘secret’: ‘ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx ‘,
})
exchange1.urls[‘api’] = exchange1.urls[‘test’]
# while
while True:
try:
#成り行き買い
exchange1.create_market_buy_order(symbol=’BTC/USD’, amount=110)
sleep(10)
#成り行き売り
exchange1.create_market_sell_order(symbol=’BTC/USD’, amount=110)
except Exception as e:
print("error: {0}".format(e))
sleep(10)
[/code]恥ずかしいくらいコピペです。あまりにそのままなので、作者の方々に掲載許可を取りたいくらいだったのですが、連絡先が見当たりませんでした。リンクを再度紹介することでお礼とさせて頂きたいと思います。ただし、個人で使うには、むしろコピペは一種のテクニックなので是非活用してください。
コードの内容は、10秒で買い売りを繰り返すだけという恐ろしい手法です。でも、実行すれば目で取引が確認できますので、最初のステップとしては非常にいいでしょう。
本当の自動売買を目指すには
プログラミングコードで売買ができるだけでは自動化とは言えません。このプログラムを走らせる仕組みが必要です。
- パソコンを常時立ち上げっぱなしで実行させておく。
最もわかりやすいやり方ですね。今回はwhile関数を使って無限に売買を繰り返しますが、定期的にタイマー実行する方法であればWindowsのタスクスケジューラを使う方法もあります。 - VPSを使う。
家でパソコン立ち上げっぱなしは何かと問題ありますね。VPSを使えば、Pythonコードを置いて実行しておくだけでOKです。今回のプログラミングは実行するのは問題なかったのですが、停止するのにkillall pythonが必要でした。止まらないプログラムは少し怖かったです。
まとめ
以上、BitMexで自動売買する方法を紹介しました。テスト口座があるので大変便利です。あとは他のソースの読み込みやBitMexマニュアルの読み込み、Pythonの基礎を学んでいくことでカスタマイズ可能な自動売買環境が手に入ることでしょう。
これだというロジックが開発できれば是非、お試ししてみて下さい。それではよい一日を!