クリプト訪ねて三千里:第54話 dYdX

本日は筆者が個人的に大注目しているDeFiのプロジェクト中でも筆頭株であるdYdXをご紹介します。DEXブームが過ぎ去り、沈下気味だった現状に一石を投じる革命的なプラットフォームだと個人的に考えています。

安全で透明性が高く、オープンな金融システムを

 

dYdXは、Etheruem Mainnetで既に稼働しているDEX(Decentralized Exchange)です。

dYdXが目指しているプラットフォームは、ユーザーがトレードするだけでなく、デジタル資産を借りたり、または貸したりすることができる、単純な取引を行うだけだった今までのDecentralized Exchangeと異なるいわば進化系DEXです。

つまりは、ユーザー間同士でデジタル資産を貸し借りして、レバレッジ取引(現在は4倍まで)やショートポジションを取ったりすることができるのです。デジタル資産を借りる際には、ERC20ベースのトークンでdYdXで対応されているもの(現在はEth, Dai, USDC)で、ある程度の担保(証拠金)を入れる必要がありますが、これらの貸し借りの行為を全てアルゴリズムで自動的に、仲介者を挟まずに行おうという大々的なビジョンを追及しています。

DEXにおける最大の問題である流動性については、dYdXは複数の取引所と繋ぐことで、注文を集積し、十分な流動性を保っているようです。おそらくピュアなDEXというよりは多少の手数料が発生していますが、界隈の未熟さを考慮すると、例えば注文が刺さらないDEXよりかはマシでしょう。

そして、驚異的なことにdYdXはDEXなのでKYCを求められません。MetaMask等のウオレットを接続してすぐに取引を開始することができます。

 

【dYdX】

・出資ラウンド(2019/5現在):Series A

・資金調達額:$12M

・売上予測:$2.4M

 

*出典はCrunchBase

https://www.crunchbase.com/organization/dydx#

 

・ポジションについて

2019年5月現在の従業員は-10名?(正確な情報は不明)。

-休暇も事前に申請すれば特に上限はなし

-ランチやディナー、スナックも完備

-ジム費用は会社持ち

空きのポジションは2019年5月現在、エンジニアのみですが、興味のある方は挑戦してみは如何でしょうか!