トレーダー同士で交わすインタラクション

みなさん、こんにちは。先日、トレーダー&投資家の集まりに行って参りました!バラエティあふれる方々ばかりで大変刺激的だったのですが、その中で我々トレーダーにとって大変重要なポイントがいくつかありましたので皆様と共有したいと思います。

この記事の目次


ストラテジーの説明が明確である

まずは挨拶をして情報交換が始まります。いくら儲かった?いくら損したという会話にはならないもので、そこは最低限のマナーということでしょう。

大きくはFX、株、先物とざっくりと取引商品で分類されます。その中でも大物感漂う方々の取引の説明は大変シンプルです。例えば、フィンテック株を持っていますだとか、季節アノマリーだけでやっていますとか、月曜朝の売りだけでやっています等々、誰にでも説明できる手法なので確かに儲かりそうだと感じるものばかりです。

余談ですが、話を聞いて儲かりそうだと思って手を拡げる人はなかなか彼らの仲間入りはできないと思ってもらっていいです。要するに自分に合ったストラテジーを持ち、胸を張ってそのことを伝えられることが成功の秘訣です。


長期マインドである

ポジションの保有期間によらず余裕のあるトレーダーは、ほとんどが長期マインドで話をします。一回のトレードの話になることはほとんどなく、あくまで長期的に継続するエッジ(収益源泉)があるかないかという観点で話をします。ですからマーケットの構造が変わってしまうレジームチェンジに非常に敏感ですが、話に聞くストラテジーのほとんどが10年、20年前にもあったもので今後も続きそうなものばかりです。

長期投資はもちろん、短期売買でも長期マインドと、投資スパンに関係なく長期マインドです。いわゆる投資に近い考え方であり、短期売買であっても短期ストラテジーに投資をしているという考え方が大事だなと感じました。


仲がいい

トレーダー同士は仲がいいです。共通の話題がありますので当然かもしれません。お互い顔見知りの人も多く、積極的に情報交換をします。トレーディングは個人プレイですがチームプレイをしてはいけないという決まりはなく、コアな投資情報も惜しみなく交換します。いわゆるギブアンドテイクの考え方を持ち、受験勉強をともに頑張ろうというのに似た姿勢を持っています。


明るい

非常にポジティブです。明るいからこそ含み益のあるポジションを持てるのでしょう。いや、含み益のあるポジションを持つから明るいのでしょうか。損失の話も笑い話になるだけです。ちなみに私も含み損が大嫌いで、損切りできる、できない以前に負のオーラのものは切るだけです。そのような考え方が実は大事だと思っています。


しかし、生き残りバイアスがあるのは事実

集まりに参加する人はみんな儲かっているように見える・・のも実は当然かもしれません。なぜなら、儲かっているからこそもっと情報交換をしたく集まりに参加しているわけですし、負けている人も何かヒントを見つけるために参加しているのでいわゆるポジティブな姿勢であることに違いはありません。気をつけないといけないのは、過去からさかのぼってうまく行ったストラテジーの話をしているだけであって、今後もそれがうまくいくとは限りません。そこは注意しておきましょう。

終わりに・・・
たまにイベントに参加し色々な人と情報交換をすると思わぬ良い情報に巡り会えることでしょう。そのことがきっかけとなって自分の投資スタイルが劇的に改善することもあるかもしれません。トレーダーという人種は社交的でない人が多いですが、外に出る価値は十分にあります。しっかりコミュニケーションをしてお互い盛り上がっていきましょう!