クリプト訪ねて三千里:第20話 Alethio

みなさま、こんにちは!NYのスタートアップらを毎日取り上げるコラム『クリプト訪ねて三千里』です。今日もまた、ConsenSysというNYのBlooklynに拠点を置くEtheruem系最大の団体が支持するものの中から、1つ選出したAlethioという企業をご紹介していきたいと思います!

Alethio: https://aleth.io/

ブロックチェーン上のデータを有効活用しよう。

 

Alethioはブロックチェーン上のデータを分析処理して活用できるように、APIで連携させて、データ分析・可視化するプラットフォームです。

例えば、こちらのEthStatsは、Alethioが提供するデータアナリティクスの1つですが、Etherscanと比べるとトランザクションの混み具合や、送金手数料の分布等のデータスタッツが綺麗に表現されています。(下記図)

それでは、ブロックチェーンに記録されるデータはどのような分野に活用できるのでしょうか。下記はAlethioが掲げるユースケースの一例です。

 

・ウォレットのインターフェース(送金履歴の参照)

⇒自分の送金が向こう側に着金したかの確認、今までの送金履歴が参照できる

・可読性のアクティビティフィード

⇒イーサリアム基盤のDappsで、ユーザーアクティビティを確認できる

・スマートコントラクトのモニタリング

⇒普段とは異なる動き(ex.送金ボリュームの増減)を検知した場合に、通知を送る等のセキュリティの向上

・リアルタイムでイーサリアム上のデータを集積する自動スクリプト

⇒競合とのアクティビティの差異を集積、分析して、ユーザビリティの改善に活かす

 

ブロックチェーンにアクセスするユーザーやDapps、その競合同士のデータを一挙に集めて分析処理ができるというのは、正に今のGoogleのような立ち位置に近いと考えます。勿論ブロックチェーン自体の普及が大前提ではありますが。。!