みなさま、こんにちは!NYのスタートアップらを毎日取り上げるコラム『クリプト訪ねて三千里』です。今日もまた、ConsenSysというNYのBlooklynに拠点を置くEtheruem系最大の団体が支持するものの中から、1つ選出したAlethioという企業をご紹介していきたいと思います!

Alethio: https://aleth.io/
ブロックチェーン上のデータを有効活用しよう。
Alethioはブロックチェーン上のデータを分析処理して活用できるように、APIで連携させて、データ分析・可視化するプラットフォームです。
例えば、こちらのEthStatsは、Alethioが提供するデータアナリティクスの1つですが、Etherscanと比べるとトランザクションの混み具合や、送金手数料の分布等のデータスタッツが綺麗に表現されています。(下記図)
それでは、ブロックチェーンに記録されるデータはどのような分野に活用できるのでしょうか。下記はAlethioが掲げるユースケースの一例です。
・ウォレットのインターフェース(送金履歴の参照)
⇒自分の送金が向こう側に着金したかの確認、今までの送金履歴が参照できる
・可読性のアクティビティフィード
⇒イーサリアム基盤のDappsで、ユーザーアクティビティを確認できる
・スマートコントラクトのモニタリング
⇒普段とは異なる動き(ex.送金ボリュームの増減)を検知した場合に、通知を送る等のセキュリティの向上
・リアルタイムでイーサリアム上のデータを集積する自動スクリプト
⇒競合とのアクティビティの差異を集積、分析して、ユーザビリティの改善に活かす
ブロックチェーンにアクセスするユーザーやDapps、その競合同士のデータを一挙に集めて分析処理ができるというのは、正に今のGoogleのような立ち位置に近いと考えます。勿論ブロックチェーン自体の普及が大前提ではありますが。。!