石頭が仮想通貨トレードに参入できないワケ

皆様、こんにちは。cryptoトレーダーです。本日は、石頭が仮想通貨トレードに参入できないワケということでやや皮肉を込めながらも、やはり徐々に仮想通貨業界は世間一般に広まりつつあるのだという事実を一緒に確認していきましょう。

1、相場フィーバー2~3倍は当たり前

計算するのもアホらしいのですが、ビットコインは1年で10倍くらいになっています。他のオルトコインも数か月で2~3倍になるものもあります。リターンの計算を%表示で伝えても意味がわからなくなるレベルです。

正直、そんな金融商品があるはずもなく常識を超えています。常識を超えているからこそ学のあるまじめな諸君の頭の中はスパークしてしまい拒絶反応が起きています。この壮絶なリターンは、すべての仮想通貨に当てはまるわけではないですが、それでも段階を踏んだほとんどの仮想通貨がフィーバー状態となっています。

以降は、次でお話する「過去の経験:バブル・リーマンショック」にバトンタッチします。

2、過去の経験:バブル・リーマンショック

バブル経済というのを私たちは経験しています。日本で一番大きかったバブルは1989年末の日経平均が38957円をつけた時代でしょう。この時期に社会人となった20代前半が今は50歳以上となり、まだまだ現役世代・一番影響力ある世代となっています。そして、バブルが崩壊するということを知っている世代でもあります。

また、ITブームからアメリカの不動産バブルがあって、日本もわずかながらよい方向に反応してからの世界的な金融危機であるリーマン・ショックがあり、痛い記憶が残っている人も多いと思います。今の30歳半ば以上ですね。

そんな経験者たちが見る最近の仮想通貨フィーバーはこのような記憶を呼び覚ますのに十分でしょう。ビットコインは常軌を逸している動きにより、識者からはバブルであるという意見が出るのも当然の環境です。

3、価格評価ができない

証券は理論価格というのを算出できます。株価であれば企業の利益や規模から、その適正価格というのが算出できます(=バリュエーション)。唯一価格評価できないのは通貨ですが、これは各国の信用度の相対価値で算出するのが一般的でしょう。

仮想通貨は理論価格というのが存在しません。だからこそ今の金融業界でメシを食っているアナリスト等には受け入れられない考え方なのです(=今の仕事を否定することにつながる)。

4、実体がない

価格評価ができない。なぜならば実体がないからというのが石頭の回答ですが、そもそも証券が実体を反映しているのかというところまで掘り下げることも可能です。

株価は日々変動していますが、企業そのものの価値は日々変動しませんよね。ユニクロの売上は開店時間と閉店時間を比べると閉店時間後が最も多いはずです。ということは日中に右肩上りの直線のはずですが、そうはならないのは皆さんもご存知のとおりで、証券が企業価値にリンクしていると思いこんでいるだけの話です。

極論を言えば物々交換だけが実体経済です。証券業界が先駆者としてシステムが確立されているからそう思い込んでいるだけで、要は仮想通貨も似たようなものなのです。これを目くそ鼻くそを笑う、あるいは五十歩百歩ということわざに置き換えることができます。

結局、実体がなくても価値になるというのが社会の理です。ですが、やはり実体がないということで敬遠する人が多いのもうなずけます。

5、規制ありきの考え

金融業界人に多いのですが法整備がなされていないと取り扱えないと思われています。特に税制面でもきっちりとした説明がなく、グレーゾーンとなっています(最近、公表されましたが)。

妬みも多少はあります。10倍になったらその分の税金が発生するのですが、その税金を払わなければいけない。でも整備されていないのでは。(儲かっている人に対して・・)本当にあなた方払う気あるのですか?とインテリが攻撃するんです。

あと、御上(おかみ)が決めたことでないと動けないという人がまだまだ多いのですが、そもそも御上(おかみ)がみんなを食わせてくれるわけではないので・・・。武家社会だったので気持ちはわからんでもないですが、まだまだそういう人は多いということです。

6、詐欺が多い

これは事実かもしれません。儲かる業界にはつきものでワッとその輩(やから)が群がります。IT業界も同じ道を歩みました。その事実が多くの人の参入を妨げていることは確かでしょう。ICOもそうかもしれません。ただ、儲かる業界であるがゆえに、詐欺が多いからと批判する人であるのか、自分で試してみるのかで今後の自分の成長は違ってくるでしょう。小さい石に先に転んでおくということもアリではないでしょうか。

7、そもそも、まだインターネットが理解できない

まだまだ多いです。インターネットに触れていない70歳代以上。

何も言うことはありません。むしろ、インターネットを触らないということで逆に大事な何かを教えてくれますので、やさしくいたわりましょう。原点に立ち返るという意味でも、しっかりとその考えを聞いてもいいかもしれません。

8、最後に

仮想通貨業界が広まりつつあるのは事実です。バブルというのは弾けないとわからない。未来というのは本当にわからないものですが、だからといって思考を停止せずに見極めることが重要です。ほとんどの人が自分に関係ないと思っています。でも、仮想通貨の価値は日々高まっています。それら事実を吸収してどう振舞うかは特に重要です。それではよい一日を!

ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。