みなさん、こんにちは、ブロックラビットのカゲでございます。
ニューヨークは世界のスタートアップの企業が集まる都市して、サンフランシスコと同様に、もしくはそれ以上に注目されているのではないかと感じます。ウォール・ストリートに絡むフィンテック企業などはニューヨークを重要な起点として捉えられています。また、我々ブロックラビットが追い求めているブロックチェーン・クリプト関連スタートアップの数は本当に数えきれないほどに存在しています。今後は様々なスタートアップや大企業のブロックチェーン推進部門などの方々をご紹介していきたいと思います。
今回は、ドイツをベースに活躍されているICONIQ LABさんをご紹介したいと思います。
ICONIQ LAB
iconiqlab.com
Iconiq Lab is a Decentralized VC Club and Initial Coin Offer Accelerator.
Iconiq Labは、非中央集権型VCクラブであり、ICOアクセラレーターとしてサービスを提供しております。
ブロックチェーン上で発行する独自のICOトークン”ICNQ”のアクセラレータープログラムを行なっており、リアルに持続可能なビジネスソリューションをサポートされているトークンの立ち上げを支援しています。この持続可能なビジネスソリューションというところが肝で、以前200件の応募があったそうですが、非常に厳しい審査の結果、たった5件しか支援しなかったそうです。ハイプ混じりのICOも多いと言わざるを得なかった2017年でしたが今後はどれだけ現実社会に直結したビジネスとブロックチェーン、仮想通貨、ICOが結びつくかがポイントになってくることの表れかと思います。
まさに現実のビジネスとの融和性ということを考えると、つい最近のAMAZON AWSやLINEの発表からも顕著に現れています
https://aws.amazon.com/partners/blockchain/
AWSにてEthereum、HyperLedgerの開発テンプレートの提供を開始
https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2018/20180423_01/
環境省の「平成30年度ブロックチェーン技術を活用した再エネCO2削減価値創出モデル事業」における電力シェアリング社の提案の採択について
ホワイトペーパーを作ってICOをやればお金が集まる時代はとうに過ぎ去ってしまい、今後はシビアな目線が必要になってきたと言えると思います。
さて、CEOのパトリック・ラウリーさんは8年の金融業界経験を持つベンチャー投資家で、色んなお話をさせていただきました。世界で行われているブロックチェーンのユースケースや実証実験に造詣が深く、ブロックチェーンだけでなくIoTやその他の関連するビジネスにも精通されていました。
今年2月にフランクフルトで5社から始まったICNQ販売は、3月末には1億5千万ICNQ(イーサリアム)を発行。規模を拡大し4月15日には公開販売を開始されています。
日本やアジアのマーケットにも今後進出を考えられているそうなので、日本でプレゼンできる機会があるといいですね。