ステーブルコインの会社である米サークルが上場を予定しております。正確にはSPACという投資スキームを利用して、Concord Acquisition Groupとう会社に統合される形となります。
代表的なUSDのステーブルコインであるUSDCを運営する暗号資産関連会社のサークルは、Concord Acquisition Corp.というSPACとの合併により株式公開をすることに合意しました。
サークルは5月に4億4,000万ドルを調達しており、今回の取引はサークルの価値を45億ドルと評価しています。この買収により、アイルランドの新持株会社がコンコードとサークルの両方を買収し、ニューヨーク証券取引所でCRCLのティッカーで取引される上場企業となる予定です。
英銀バークレイズの元CEOであるボブ・ダイアモンドは、声明の中でサークルを「金融の変革において最もエキサイティングな企業の一つ」と評価しています。
現在、サークルのステーブルコインUSDCは250億ドル以上が流通しており、7,850億ドル以上のオンチェーン取引を支えていると、同社が発表したプレスリリースに記載されています。サークルの共同設立者兼CEOであるジェレミー・アレールは、「サークルは、株式公開により、”よりオープンで包括的かつ効果的なグローバル経済システムへの接続を可能にするグローバル規模のインターネット金融サービス会社 “を構築するために必要な資本と関係を得ることができます」と述べています。
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。