クリプト訪ねて三千里:第769話
DeFiの膨張する性質

DeFi(ディファイ)の可能性

  • 金融の中間業者が不要になること
  • 直接金融として当事者同士が結び付くことができること
  • 技術基盤が電子ベースであるがゆえに革新的なサービスが誕生しうること

フラッシュローンやクレジットデリゲーション

膨張要因

1.利回り獲得

誰もが理解できるコンセプト

安心感:配当や利回りは、確実に手に入るとみなされる

しかし・・・

保有トークンの価格変動、インパーマネントロス

流動性提供する際にトークン比率を一定にしてロックする⇒その比率がズレていれば損失

ステーブルコイン対ステーブルコインは損失が発生しにくい

引き出すまでは確定しない

ロックしている限りにおいて、その損失に気づくことなく利回りを得られている気分を味わえる

2.若干ねずみ講が絡んでいる

DeFiが悪いのではなく自然にこの仕組みが出来上がっている

⇒流動性提供、ステーキングなど利回りを得るためには、

DeFiサービスを使う必要がある

1.トークンを手に入れるために手数料を払う

2.その手数料は先駆者に回る

掛け金が大きくなればなるほど、かつDeFi知識があればあるほどにねずみ講の上位層に行くことができる

マルチの仕組み

マーケットというものは先行者や早耳を持つ人が利益を得られるのは当然

詐欺的要素はないが・・・

3.マーケットが小さい

まだまだ小さい新しいテクノロジー

参入者が増えれば増えるほどそのインパクトにより押し上がっていく

成長性があるのは日本とベトナムのどちらですか?

先端的な技術要素であることもポイント

成長性があるのは石炭業界とブロックチェーン業界のどちらですか?

4.マーケットのギャンブル要素

利回りだけではない。1日で30%上昇することもありますので、値上がり益&新技術&高い利回りという複合作用

あの時に手放していればよかった、あの時に買っておけばよかったと感情を揺さぶられる

10倍、100倍になったトークンもありますので一攫千金も夢ではない

5.自然流入だから信用する

DeFiに触れたことのない人にとってこの世界は異常

価格が10倍 年利80%

一旦入ってみると、自分で頑張って得た知識ですからDeFiへの信用度は抜群

利回り、マルチの仕組み、マーケットが小さいという複合技の追い風

実際に伸びると私は確信しておりますが、どうもこのDeFiは膨張する性質がある。

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。