クリプト訪ねて三千里:第722話1INCHがBSCに対応

1inch Decentralized Exchange Aggregator To Launch On Binance Smart Chain

こちらを翻訳したものを掲載します。DEXアグリゲーターの1INCHはETHベースのアグリゲーターでしたが、この度、BSCにも対応したとのこと。つまり、BSCとイーサリアムの橋渡しができるんではないか?とちょっぴり興奮しています。逆に言うとこのような柔軟なプロジェクトがDeFi業界に向いているんではないかと。

規格にこだわることなく、その橋渡し、ゲートウェイとなってシームレス化を目指しているのは本当にすごいことだと思います。

—————–
バイナンススマートチェーンは分散型プロジェクトを魅了し続けている。
人気の分散型取引所アグリゲーターの1INCHは、バイナンススマートチェーン上でのスマートコントラクトの立ち上げを発表しました。

バイナンススマートチェーン(BSC)が世に出たのが2020年9月。BSCは、ネットワークの帯域幅が大きく、取引手数料が低く抑えられているのが特徴です。1INCHのCEO兼共同創業者であるセルゲイ・クンツはこう強調しています。

「私たちは大きなチャンスだと考えています。1INCHの流動性プロトコルは、バイナンススマートチェーン上で最大の流動性プロトコルになる可能性があります。既に市場で最も効率的な自動マーケットメーカーとなっています。」

DEXアグリゲーターは、BSC上で1INCHトークンをすでにローンチしているので、このブロックチェーンのユーザーは、流動性プロトコルを適用することができます。また、1INCHトークンは、BSCとイーサリアムの間でやりとりするためのゲートウェイとしても利用できます。つまり、ユーザーはイーサリアムネットワークからBSCに1INCHトークンを「送る」ことができるのです。

同時に、イーサリアムネットワークではブロックされ、BSCでは同数のトークンがアンロックされます。これにより、1INCHユーザーはバイナンススマートチェーンで人気のDEXであるPancakeSwap、BurgerSwap、Venus、StableSwapなどを楽しむことができます。

ユーザーを惹きつけるために、1INCHアグリゲーターはBNB / 1INCHペアで「収益性の高いマイニング」プログラムを開始しました。2月26日から、ユーザーはBNBコインと1INCHトークンをブロックして報酬を受け取ることができるようになります。このプログラムは4週間続きます。

1INCHトークンのローンチがごく最近、つまり2020年12月末に行われたことを思い出してください。現時点では、トークンの資本金は6億5000万ドルとなっています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

BRニュースレターにご登録ください!ご登録頂くと日本語版Weekly Does of DeFiが無料で読める!

Tags:

Comments are closed