クリプト訪ねて三千里:第721話
分散化な世界

データで紐解く、バイナンス・スマートチェーンの台頭とBNB高騰の背景

バイナンス・スマートチェーンが隆興した理由がまとめられている記事です。BSCが人気の理由として以下の二つを挙げています。

  • ETHより安い取引手数料
  • 1億ドルの新規プロジェクト用ファンド

ETHより安い取引手数料はメリットの一つとして認知されていると思います。単純ではありますがユーザーにとっては死活問題でもあり、納得できる要因です。新規プロジェクトに支援があったというのは知らなかったです。新規プロジェクトに1万ドルを支給するということや、バイナンスへの上場への切符も手に入れられることがありますのでプロジェクトにとっても良いことづくめのように思えます。

中央集権的な側面があることはやむなしですが、いきなり分散化な世界が拡がるわけではないのでこれはこれで現状に見合った進化だと思われます。

 

分散化な世界というのは・・・

スマホが手元にあるということを前提とします。(手にチップを埋め込んで手を拡げてホログラム映像が拡がる、となれば現段階ではSFになりますので。。)

スマホのアプリですべて金銭的なやり取りが完結するという考えです。
給料をもらうのもアプリで、支払いもアプリ、貸し借りもアプリ、小遣いを渡すのもアプリ、資産運用もアプリ、外国に行っても現地通貨に即時変換されることを考えればそもそも取引所も不要ですね。お金の概念がなくなりますので、ただのポイントとイメージしてもらえれば分かりやすいです。堕落したモノや経験にポイントを使ってばかりだと信用スコアが落ちていく。。よい経験をするためにポイントを使う。そして、資産を保有するという重要度が低下して、社会への貢献が重視されるという世界です。理想郷ではありますが、これに近いものになる可能性はあるのかもしれません。

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。