HotSpotをシェアしてBasic Incomeを稼ごう!。クリプト訪ねて三千里:第71話 Helium

Heliumと同じくサンフランシスコをベースに活動する、Open Gardenというトークンエコノミーを活用して分散的なホットスポットを展開しようというスタートアップが2017年にICOをしたことが記憶に新しい中、Heliumは同じ野望をどのように追及していくのでしょうか?

An internet for machines.Built and owned by you.

 

Heliumは、ユーザーのWifiルーターと連携させることで、WiFiホットスポットを作成するデバイスを開発し、分散的なWiFiスポットを展開するスタートアップです。

 

ユーザはホットスポットを展開する見返りに、使用量に応じた報酬を獲得することができます。また、ホットスポットを貸し出すこととは別に、他のホットスポットの認証作業(Mining)をすることでトークンを得ることができる仕様となっています。

 

Heliumの大きな特徴として、数キロ先まで達するWirelessアクセス、RadioでのMining、正確な地理情報、1つの端末で数千のデバイスをインターネットに接続させることが可能、という点があります。実際どの程度の収益が挙げられるのかが大変興味深い点ですが、その点も十分検討されているのでしょう。投資人もかなり強力なメンツが名を連ねています。

SalesForceの創業者であるMarc Benioff、Jo Ito率いるDigital Garage、NapsterのShawn Fanning、そしてサンフランシスコのVCの雄であるSV Angel。

上記の顔ぶれだけで、このマーケットの期待値の高さを推し量るのも難しくありません。

 

今よりも莫大な数のデバイスがインターネットに繋がるとされるIoTにおいて、WiFi環境の整備はマスト。ユーザーのインセンティブに準じて、分散的なホットスポットの展開を後押しするHeliumのアプローチは非常に独創的です。

 

【Helium】

・出資ラウンド(2019/6現在):Series B

・資金調達額:$38.8M

*出典はCrunchBase

https://www.crunchbase.com/organization/helium-systems-inc#section-overview

・ポジションについて

2019年5月現在の従業員は20名!

現在空いているポジションについての記載はありませんが、もしご関心ある方いらっしゃいましたら、お気軽に下記のお問い合わせからご連絡を!