Uniswap(ユニスワップ)とSushiSwap(スシスワップ)で文化の違いがどう作用されるのかという面白い意見がありましたので紹介いたします。
How Cultural Differences Drive User Adoption in DeFi
ご存知の通り、スシはユニのコピーですが、ただ単にコピーしただけではなく「戦略」を持ってローンチしたというのがこの記事の切り口となります。最初に断っておきますが、DeFi(デファイ)はグローバルでのプロジェクトですから各国の違いというのは、もはや「ない」と言ってもよいと思います。しかしながら、このようなボーダーレスのサービスでありながら、どうしても西洋と東洋の違いが出てくるんだよ、というお話です。
Uniswap(ユニスワップ)はアメリカの暗号資産取引所であるコインベースと並行してのDeFiであり、シンプルなユーザーインターフェース、最適化というのがキーワードとなります。アメリカ人好みの仕様ということで、Googleの検索窓を想像してもらえればよいかと思います。
SushiSwap(スシスワップ)はグローバルの取引所(中国発)のバイナンスを彷彿とさせるものです。キャンペーンがあり、品揃えを豊富にしてユーザーを囲う戦略です。OnsenやBentoBoxなどの抱き合わせ商品を見せて、お得感を売り出すという戦略です。
Uniswap(ユニスワップ)とSushiSwap(スシスワップ)は名称が似ているとはいえ、対象としているカスタマー属性を少しずらしてきているという戦略です。(スシはユニのコピーなので、この場合はスシが立ち位置を工夫している)小売り業者であっても三越、イオン、ドン・キホーテとそれぞれ特徴がありますし、客層が違うのと同じ理屈です。
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。