プライベートキーとはおさらば!クリプト訪ねて三千里:第141話 Trustology

あらゆる資産がデジタル化され、政府や特定の機関に依らない分権的な資産を人々が持ち始める未来では、政府や銀行ではなく、自分で自分の資産を保管する必要があるかもしれません。例えば、BTCも取引所に無責任に置いておくのではなく、自分のウォレットで管理することが求められます。その際、プライベートキー等を保持しなければならない、現在の煩雑な仕様のままでは、クリプトの経済圏は充分に広まらないでしょう。

Trustology:https://www.trustology.io/

TrustVault Personal Account.

Trustologyはモバイルファーストのウォレットを提供しています。

対応通貨はBTC, ETH, ZRX, HOT, BAT, MKR, OMG, REP そして LINK、その他の通貨に関しても随時追加されていく予定。

ユーザーがプライベートキーを保持する必要がないと謳っていますが、おそらくTrustologyのクラウド上に集権的に保管されているのでしょうか。しかし、ユーザビリティの面では非常に優れており、HSMを採用した高セキュリティは勿論、アプリのデザインも洗練されています。

 

 

分権的な設計とユーザビリティはまだまだトレードオフな関係にありますが、このジレンマに挑戦するスタートアップに期待しています。

 

【Trustology】

・出資ラウンド(2019/8現在): Seeds Round

・資金調達額:$8M

・ポジションや提携について

もしご関心ある方いらっしゃいましたら、お気軽に下記のお問い合わせからご連絡を!