界隈のM&Aを牽引する取引所、トレーダーのデータ転売、BalancerのAUM$100m突破。クリプト訪ねて三千里:第457 話 Strike Network

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!その日目に留まった記事も幾つかピックアップしてお届けします!

勝手にピックアップ。今日のクリプト界隈の出来事。

 

・仮想通貨取引所はトレーダーのデータを売らないのか?(The Block)

既存の金融市場であれば取引所がトレーダーの動向を機関投資家に売るのは当然のことですが、仮想通貨取引所においては状況が異なります。まず1つはインフラが未整備であること。そして主要な理由は取引費用で充分儲けている点。FXの10倍以上で推移する仮想通貨の取引手数料は莫大な利益を齎しています。

 

⇒一方でクリプトならではの指標であるマイナーの動向やトランザクションの概況を分析するChainalysisのような存在、そしてDeFiのセンチメントは急速に集計され、誰でも見ることができるような状態となっています。

 

・仮想通貨取引所が界隈のM&Aをリード(The Block)

The Blockの調査によると、2013年以降129件もの買収が起こっているクリプト界隈。Coinbaseが16社もの買収を完了しトップ。それにBinance、Krakenが続き取引所が界隈の動きを活発化していることは明らか。

 

⇒界隈で儲ける方法は今のところ限られています。ブローカー、マイニング、トレーディング、この3つが今現在クリプトで最も儲かる方法でしょう。それを鑑みれば彼らを中心にエコシステムが回るのは当然のことですが、逆に言えば彼らの手腕で界隈の方向性が変わっても行くということ。

 

・BalancerのAUMが$100Mを突破(The Block)

$BALがUniswapを始めとするセカンダリーマーケットで取引可能となり、急激に同プラットフォームにおけるAUMが増加。一方でプラットフォーム内での取引は依然として沈黙。マネーゲームが先行して盛り上がっているという指摘も。

 

⇒止まらないDeFiの躍進。かと思いきや、トークンの価格だけを追うイナゴが群がっているだけ。2017年のICOが場所を変えただけなような印象です。勿論プロジェクトの質は異なりますし、実需のあるものが多いですが。

 

今日のスタートアップ・ハント!

 

Strike Network:https://strike.network/

Decentralized Perpetual Swaps for EVERY ASSET

 

Strikeは無期限のオプション取引が可能なDEX。Ethereumネットワーク上に構築されていますが、20倍のレバまで可能。ETH以外にもBTC、AU、OILの取引ができて、誰でもAMMへの参加も可能、DEXに流動性を供給して金利を稼ぐこともできます。

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