クリプト訪ねて三千里:第44話 Cred

本日は世界最大のBlockhchainカンファレンスであるConsensu2019で出会った今話題Credをご紹介します。

レンディングをもっと簡単に。

 

CredはBlockFi同様、クリプトレンディングサービスを提供するスタートアップです。

主なサービスは2つで、

 

1. Cryptoを担保に現金を引き出せるサービス

2. 預金額に対して最大で10%の金利を提供

 

預金はBTC, ETH, XRPのクリプトの他に、Fiat(USD, EURO)にも対応しています。

1.のサービスは、クリプトを担保にして現金を借りられるという、いわゆる質屋的なサービスです。いくら分のクリプトに対して、どのくらいの現金が支払い可能なのかは不明ですが、自分のクリプトを売ることなく現金化できることはHodlerにとっては非常に便利なサービスかもしれません。(勿論金利の支払いは生じますので、その費用を鑑みなければなりませんが。)

また、税務的にも一度に精算して現金化するよりも、担保に入れて現金を借りるほうが効率的な場合があります。アメリカではクリプトでのキャピタルゲインに対して25%の税金がかかりますが、クリプトを担保に入れて現金を借りた場合は15%に減額されます。

預金額の下限については特にラインは無いそうですが、約2500万円以上の入出金に関しては担当者とのコンタクトが必要とのことです。

また、他の競合と差別化されているポイントが、独自のトークンであるLBAトークンの存在です。LBAを一定数保有すると、預金額に対して10%の利率を獲得でき、更には最低の金利で借り入れを受けられるようです。そして、LBAはパートナーシップを結んでいる取引所(Huobi、OKEX、IDEX、Kyber Network、Bittrex、他)でクリプトと換金可能となっているようです。

セキュリティ面については、カストディはBitGo、Bittrex、Ledger、Xapo等の著名な企業がカストディアンとしてCredを支援。

また、更なるバックアップとしてLocktonという保険会社がCred用の保険を開発しています。

ご興味ある方は、CredXというAPIを活用してオープンバンキングのように、自分たちのサービスと連携させることも可能なようですので、是非一度ご確認ください!

 

【Celo】

・出資ラウンド(2019/5現在):シードラウンド 

・資金調達額:$50M

 

*出展はCrunchBase

https://www.crunchbase.com/organization/cred.io#section-related-hubs

 

・ポジションについて

記載なし。(興味のある方はコンタクトしてみましょう!)