Decentralizedなバイナリーオプション!クリプト訪ねて三千里:第413 話 Synthetix Binary Options Primer

BitGoによるLuminaの買収。機関向けのポートフォリオ管理や税務関係のツールを提供するLuminaを加えてサービスの充実化を図っています。潤沢なキャッシュを活用したHarborやHedgeに続く、3社目の買収で、他のカストディアンとの差別化(プレミアム化路線)が明確になってきましたね。

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!これ面白くない?という軽いノリでやっています。

Synthetix Binary Options:https://blog.synthetix.io/binary-options-primer/

Decentralized Binary Option

Dexの中でも著名なSynthetixがまた面白い商品を提案しています。

彼らのリリースを見た限りですと、まずはBTC/USDでDecentralizedなバイナリーオプションを提供する模様。

 

バイナリーオプションとは、その価格よりも満期時点で価格が上か下か賭ける丁半博打のようなデリバティブです。

 

余談ですが、シンプルな契約でペイアウト率もいいことから日本でも一時期流行っていましたが、規制の対象となり、最短で24時間の契約となってしまったことで、即座に海外業者へユーザーが流れたという背景があります。

 

さて、それをDecentralizedな形でやろうというのがSynthetixの取り組み。

 

一般的には、取引所がある程度トレーダーに対して相対し、一定のペイアウト率(~2.0倍)を保持するように資金を管理しますが、どうもSynthetixにおいては純粋にマーケットの需給でペイアウト率が決定されるよう。

 

例)8000万円分のLongと2000万円分のShortがいるとします。Longのペイアウト率は1.25倍、Shortのペイアウト率は4倍となります。(マーケットによっては逆になる場合もあり)

 

一番の争点は価格フィードをどこから持ってくるか。バイナリーにおいて最も忌避されるのがマーケットとの価格のズレですので、Synthetixにも十分検討して欲しい。

 

まあまだ研究段階ですので、上記の仕様からまた随分変わるとは思いますが、楽しみです。

 

・出資ラウンド(2020/5現在): –

・資金調達額:-

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