クリプト訪ねて三千里:第1158話
ETH 2.0はPoS移行後すぐには流動化しない

イーサリアムのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行が近づき、ネットワークのハッシュレートが再び史上最高値を更新する中、イーサリアム2.0の契約は今日のイーサ為替レートを使用して226億ドル相当の1300万イーサに迫っています。さらに、分散型金融(defi)教育者によると、増え続ける226億ドル相当のイーサリアムは、The Mergeに続いて別のアップグレードが実施されるまで解除されることはないとのことです。

226億ドルのETHはロックされており流動性がなく、しばらくは流動性がない可能性があります。つまり、32ETHが入金されると、PoS移行後の計画が調整されるまで、資金がロックされたままとなるのです。つい最近、分散型金融(defi)教育者のKorpi氏が、The Merge後に1270万ETHがすぐにロック解除されて捨てられるという想定についてスレッドを公開しました。

アンロックされた[イーサリアム]はゆっくりとリリースされるでしょう。引き出しが可能になったとしても、賭けられたすべての[イーサリアム]がすぐに利用可能になるわけではありません。最悪のシナリオでは1年以上、より現実的なシナリオでは数ヶ月かかるかもしれない退出待ち行列が発生します。[リリースはゆっくりだろう。

最近のネットワーク記録の中で、EthereumのBeaconチェーンは7ブロックの再編成を経験し、この種の問題はPoS移行の遅れを呼び起こす可能性があります。EthereumのBeaconチェーンは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)のEthereumネットワークと並行して稼働しているチェーンです。Ethereum開発者のTim Beiko氏は最近、The Mergeが2022年の第3四半期までに稼働する可能性が高いと詳述しています。Beiko氏はさらに、イーサリアム(ETH)マイナーは今後、マイニングリグに投資しないことを「強く勧める」と強調しました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。