クリプト訪ねて三千里:第1115話
Polkastarterプロジェクトの選考基準その1

ポルカスターターでのプロセス
ポルカスターターのミッションは、ブロックチェーンにおける最高品質のプロジェクトとファウンダーを集め、プロジェクトを信じ、長期的にサポートしてくれるトークン購入者とマッチングさせることです。
ポルカスターターでは、Initial DEX Offerings (IDO)を通して世界レベルのチームをサポートすることに誇りを持っています。参加者に利益をもたらすだけでなく、業界全体を前進させ強化するプロジェクトを選択します。
選考基準は厳格かつ徹底的であり、エコシステムの進化に伴い常に改良されています。透明性と分散化の精神に基づき、すべての応募プロジェクトが通過する選考プロセス、基準、分析フレームワークを共有することは重要です。このフレームワークにより、アナリストとカウンシルメンバーは、最も可能性が高く、最も革新的なチームを継続的に選択することができます。

応募の監視
ポルカスターターの申請プロセスは、チームと評議会によって監督されています。チームはアナリストで構成され、申請プロセス全体を指導し、この分野で最高のプロジェクトを立ち上げることを保証します。ポルカスターター評議会は、業界リーダーからなる独立したグループであり、選考プロセスにさらなる安全性、正当性、分散性を提供します。評議会の席は、四半期に一度、持ち回りで使用されます。既存の評議会メンバーの発表は、ブログで確認することが可能です。
最初の選考プロセス
選考プロセスの2つの指針は、公正さと卓越性です。すべてのプロジェクトが平等に分析され、品質と革新性のハードルを高く保つために、4つのステップからなるプロセスを構築しました。
I. 一次応募
このポータルでは、チームの経歴、プロジェクトの概要、過去の資金調達ラウンドの詳細、ウェブサイトやホワイトペーパーなどの主要コンテンツなどの基本的な情報を収集します。
すべてのプロジェクトは、そのステージ、関係、暗号エコシステムにおける既存の知名度にかかわらず、同じガバナンスポータルの提出プロセスを経る必要があります。
II. 予備デューディリジェンス
プロジェクトが申請書を提出した後、当社のアナリストが予備的なデューデリジェンスを実施します。この段階での分析はすべて、プロジェクトがガバメントポータルを通じて提出した内容から行われます。このデューデリジェンスの過程で、プロジェクトが別の手段で情報を提出する機会はありません。
およそ20%のプロジェクトがこの段階を通過しています。

III. 直接評価と審議会投票
プロジェクトが予備デューデリジェンスに合格すると、アナリストが直接チームに会い、製品やロードマップについて深く掘り下げ、チームとその背景を知り、プロジェクトの内部構造について話し合います。このとき、プロジェクトには必ずビジョナリー担当者とテクニカル担当者の両方を配置するようお願いしています。
プロジェクトがポルカスターターチームによる審査を通過すると、ポルカスターター評議会による審査に渡されます。評議会のメンバーはそれぞれ1回投票することができ、限られた時間内に投票する必要があります。評議会の60%が「イエス」と投票すれば、そのプロジェクトは最終承認に進みます。
およそ30%のプロジェクトがこの段階を通過しています。つまり、オリジナルの応募の6%にあたります。

IV. 承認とオンボーディング
ここまでくれば、プロジェクトは正式にポルカスターターファミリーの一員となります! ?
ここからは、IDOの日程を決め、ファンドレイズ以外の部分で私たちのチームがどのように支援できるかを検討します。これには、マーケティング、メッセージングとコミュニケーション、UIとUXのサポートが含まれることがあります。
プロジェクトの分析方法
ステージIIとIIIでは、当社のアナリストは、IDO期間中だけでなく、その後の企業の成功を示す具体的な指標を探します。以下は、ポルカスターターでプロジェクトがIDOに応募する際に、私たちのアナリストとチームメンバーが見ている基準と指標の一部です。
大きく分けて、「基本」「開発」「チームとリーダーシップ」「トークノミクス」の5つの基準に基づいて選定しています。

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第924話からのターン。暗号資産、DeFi、NFTに感化された新進気鋭の若手が定期的に登場します!
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第596話~第923話まで、バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきました。

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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。