暗号金融機関Nexoは、世界的な決済会社Mastercardと提携し、世界初の「クリプトに裏付けられた」カードを発売すると発表しました。
これは、暗号資産がより主流になるにつれ、クリプトと既存の金融ネットワークが手を結ぶ最新の動きであることを示すものです。
Nexoによると、このカードはまずヨーロッパの一部の国で利用可能で、ユーザーはビットコインなどのデジタル資産を売却することなく利用することができ、その資産を担保として信用供与されるとのことです。
従来のクレジットカードのほとんどは無担保で、与信限度額が設定されていますが、このカードは、Nexoが提供する暗号資産担保付きクレジットラインにリンクしており、Mastercardが利用できる世界中の9200万の加盟店で使用できるため、投資家は暗号資産の不換価値の90%まで使用できると、Nexoは述べています。
“このカードは、最低返済額、毎月、または使用停止手数料が不要です。月々2万ユーロまでならFX手数料もかからない」とNexoは述べています。
また、利用限度額の制限もなく、利息は実際に利用した分だけ支払われます。融資率20%以下を維持する顧客には、利息は0%のままです。
Mastercardの暗号資産およびブロックチェーン製品およびパートナーシップの責任者であるRaj Dhamodharan氏は、「Mastercardは、デジタル資産が金融環境に革命を起こしていることを認識しています」と述べています。
*参考
https://jp.reuters.com/article/us-crypto-currency-payment-idCAKCN2M50U7
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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。