皆さま、こんにちは。クリプトトレーダーです。本日のテーマは「ビットコインのバブルチェック」です。誰もが思いつきそうで思いつかなかった腑に落ちる方法で、ビットコインがバブルなのかそうでないのかの検証をしたいと思っています。
グーグルトレンドの人気度
まずは論より証拠。グラフで各キーワード「ビットコイン、bitcoin、ICO」を調べてみました。「ビットコイン」を検索する典型的なユーザー像は、これまでビットコインのことをよく知らなかった日本人、英語が得意でなく、テレビCMやクチコミでビットコインのことを知った人たちです。
「bitcoin」を検索する典型的なユーザー像は、日本人に限らないグローバルに興味を持つ個人です。「bitcoin」と英語でタイピングしてしまう日本人はそもそもグローバル感覚があるとしておきましょう。「ICO」を検索する典型的なユーザー像は、その双方です。日本語でもICOと言いますので、その区別はないと考えられます。
※Googleより引用
人気度の動向【数値は、特定の地域と期間について、グラフ上の最高値を基準として検索インタレストを相対的に表したものです。100 の場合はそのキーワードの人気度が最も高いことを示し、50 の場合は人気度が半分であることを示します。0 の場合はそのキーワードに対する十分なデータがなかったことを示します。】
それぞれ100をつけた日付を抽出してみました。
キーワード | 100をつけた週 |
---|---|
ビットコイン | 2018/1/14 |
bitcoin | 2017/12/17 |
ICO | 2018/1/7 |
最もらしい結果が出てきました。2018/1/14の週は「ビットコイン」の検索ワードがピークアウトをしているのに、「bitcoin」の検索ワードは人気度の下落真っただ中です。しかも「bitcoin」の検索ワードは既に2017/12/17の週にピークを迎えていたのでした。
これの意味することは、日本人の参戦は遅く、そして高値をつかんだのではないか、との仮説です。
検索数と価格の関係
オレンジ色の左軸がビットコイン価格、水色の右軸がビットコイン検索数です。価格が高値を付けた後に検索数が増えたことがわかります。拡大してみてみましょう。
これがビットコイン=日本語検索の結果です。次は同様にbitcoin=英語検索の結果です。
間違いないという感想しか出てきませんね。
数字の分布
検索キーワード | ビットコイン検索 | bitcoin検索 | ICO検索 | ビットコイン価格 |
---|---|---|---|---|
2017/12/3 | 72 | 93 | 40 | 1,286,411 |
2017/12/10 | 67 | 86 | 45 | 1,899,130 |
2017/12/17 | 86 | 100 | 48 | 2,261,606 |
2017/12/24 | 71 | 63 | 47 | 1,963,638 |
2017/12/31 | 51 | 47 | 65 | 1,902,922 |
2018/1/7 | 60 | 47 | 100 | 2,206,174 |
2018/1/14 | 100 | 58 | 88 | 1,900,707 |
2018/1/21 | 91 | 37 | 80 | 1,418,196 |
数字で上位一位を色付けしました。このズレは明確です。では直近はどうなっているでしょうか。
ビットコイン検索がbitcoin検索を下回れば買いでしょうか。現時点でも随分と接近しているので後は誤差の範囲と捉えてもいいかもしれません。
まとめ
ビットコインの高騰はバブルだったのかどうか、検索ワードで調べてみましたが、すごくシンプルな回答が出てきました。1月前半のビットコイン上昇は怪しかったということです。この記事を読んでいただいて、読者の方々の何か参考になることができれば私としてはうれしい限りです。それではよい一日を!