今回は、Openseaはなぜ2年足らずで$130M以上のビジネスに成長したのかについて紐解いていこうと思います。
Openseaは、現在最も大きなNFTマーケットプレイスとなっています。
コレクティブNFT、メタバース上の土地、デジタルアートなどが提供されており、ユーザーフレンドリーなインターフェースの元で複数のブロックチェーンをサポートしているマーケットプレイスです。
OpenSeaは2017年に発足しました。共同創業者はCTOのAlex AtallahとCEOのDevin Finzerです。彼らは、クリエイターとコレクターを繋ぐプラットフォームを構築したい、とOpenSeaの開発に取り掛かりました。
FinzerがRadditのNFTグループの一員であったことなどから、デジタル資産を簡単に売買し、発見できるようにすることを目指すようになったそうです。
2018年にシードラウンドで2億5千万円以上の資金調達を行いました。その後、すぐにゲームとコレクティブNFTに焦点を当てることで一気に最大のNFTマーケットプレイスになったのです。
NFTの台頭により、進化し続けるOpenSeaは、その後デジタルアート、音楽、不動産などへの拡大することで、2020年までには$365M以上の収益を上げるようになりました。
さらに2022年には450億円近くの資金調達を行い、評価額は兆を超えています。
OpenSeaの成功は、クリエイターのエンパワーメントに対する強い貢献、コミュニティの重要性、NFT自体のイノベーションによるものだと考えられます。
現在は市場の不信感とともに勢いを落としているNFT領域ですが、まだまだ発展途中の領域であることは間違いありません。NFTを保有している人の多くは、投機目的であることが多く、純粋にそのNFTのユーティリティやアートやデータとしての価値を感じて保有している人はかなり少ないです。
今後、様々なユーティリティを持ったNFTが発行されていく中で、それとともにOpenSeaもさらに大きくなっていくことが予想されます。NFTマーケットプレイスもたくさんのものが出てきていますが、OpenSeaの牙城を崩すものが現れるのかも楽しみです。
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