EDCONレポート2 EthereumのVitalik氏、「Sharding」について語る

Ethereumの「SHARDING」がまもなく実装!
Vitalik Buterinはスケーリングソリューション技術「SHARDING」により取引処理能力が飛躍的に向上すると4月30日にツイートしました。

「SHARDING」とは、シャードと呼ばれるノード群にトランザクションの検証を並行させることで、処理できる取引数を増加させる方法です。「オンチェーン」で使用するようデザインされており、複数のネットワークコンピューターが取引の負荷を互いに分割し、同じ時間内での取引数を増加できます。
 ブロックをシャーディング=分割する時間は約10秒だとの実証結果が示されています。この「SHARDING」のアイデアは、既存のアイデアと組み合わせることで、ブロックの断片化と処理時間の短縮を図ることができそうです。これまでもイーサリアムはオンチェーンでスケールを向上しようと研究を重ねてきましたが、「SHARDING」が一本のチェーンの特性と同等のものに可能な限り近づける原理だと自信を持っているようです。

EDCONで、ビタリック氏がシャーディングについてかなりの自信を見せてくれました。速報で内容をご紹介します!

ビタリックを悩ませるスケーラビリティ問題は?

コミュニケーションの選択、短いクロスチェーンリンク、ランダムなビーコン(位置と情報を伴った伝達手段)、暗号化、PoS、公証、データの可用性の問題などです。

どんな種類の分散型のトレードオフがスケーラビリティ問題を解決すると思いますか?

ステートチャネル(ブロックチェーンの信頼性を維持しながら、多くのプロセスをオフチェーンで移動させることによってブロックチェーンをより効率的にすることができる)について、面白い比較を私は見つけました。それらは同じような技術です。それらは基本的に連鎖していないゲームを持っていて、そのゲームからの期待される結果が、完全なオフチェーンメッセージです。これは優れたスケーラビリティ戦略だけでなく、〇〇(聞き取れない)の解決策でもあります。ステートチャネルでは、オフラインのメッセージだけでゲームの期待値を変えることができるからです。最終的に対処しなければならないことは、ステートチャネルに人(人とは何なのか?わかりません)を追加するために、連鎖していないメッセージを持つ必要があります。
一方、プラズマシステムではあなたのように、を取り除きたいと思っていますが、しかしながら最終的な状態を親ブロックチェーンに送るプラズマために、メインチェーンに最終的に繋がらなければなりません。最終的に望むものを得るためには、プラズマがメインチェーンに入り、ファイナライズされるのを待たなければなりません。

ある人はチャネルを選び、ある人はプラズマを選び、ある人はシャーディングを選ぶ。さまざまなアプローチに関する洞察は?

私は、この大きなクラスのレイヤー2スケーラビリティソリューションが登場する前に簡単に言及したように、このクラスの背後にある一般的な哲学は、ポケモンゲームのような理論的センス、つまりゲームのペイオフはチェインスマートコントラクトによって処理されますが、ゲームの結果は、異なるユーザーのオフチェーンによって署名されたメッセージに依存する可能性があります。これらのゲームが持つ興味深い特性は、あなたがゲームの予想される結果に非常に大きくて複雑なチェーンを作ることができるということです。
ゲームの期待される結果が公平であるために、他人が関わらずに、あなた自身の利益を個人的に実行させる場合に最低限必要なものです。
あなたのモデルにかかわらず、ゲームの結果は、完全に一連のオフチェーンメッセージ、または一連のオフチェーンメッセージに加え、非常に少量の(聞き取れない)
ゲームのシステムは、基本的にユーザーはたくさんいるものの、すべての部分が報酬を得るようにできています。
もしこれらのゲームが基本的にオフラインのメッセージを使って、ユーザーの権利で支払いができるなら、その後、実際に連鎖取引を行うことなく、モデルのコンテキストで、支払いと同等の連鎖オフラインでの移動が可能です。ステートチャネルは前のバージョンの技術でこれを行おうとするでしょう。このやり方は基本的に、お互いの間でチャネルを持っており、誰が両方の側に勝利の高い秘密性を保持したキーを思いついたかを話します。そしてシンプルな材料でかなり複雑な構造を作ることができます。
プラズマは基本的に追加の秘密の成分を加え、データ量を暗号化できる技術です。チェーンのデータの作業ルートを記録します。
データ構成要素を建設的な方法で使うことができれば、より資本効率が上がり、優れた包括置き換えの特性を得ることができますが、他の要素は犠牲になります。
ですので、基本的にチェーンのすべての研究は、チェーンステージの種類を可能な限り早く作るために、どのような異なるチェーンを作り、ゲームをどう構築するかということです。

スケーラビリティ対ブロックサイズへのレイヤーアプローチ

最も重要なポイントの1つは、すべての異なるスケーリングソリューションを使用することです。また同時に使用することです。5年後になっても、そこにはまだ素晴らしいステートチャネルのネットワークがあるでしょう。まだ乗っているし、流動性があります。そこにはまだプラズマチェーンがあり、スケーラビリティの利点から、コンセンサスを概念化しようとシステムを構築しているでしょう。アリゴリズムは分散化されたレイヤーで依然として有効で、仮にステージデャネルやプラズマチャネルが変化していても、チャート作成に取り組んでいることでしょう。
プラズマとステージのチャネルでトレードオフがある場合、特定のアプリケーションでブロックチェーンのような何かが欲しければ、ほとんど何も考えるに加えることができます。
それこそチャートがあなたに与えるものです。
一見この複雑な部分は、私たちが取ろうとしているものです。
この種の水平のアプローチ。これらのアプローチの内、1つでもうまくいけば、互いの上に積み重なり動作します。私たちは本当に高性能なものを作り出しています。
より複雑なアプローチが重要であるもう一点は、今日存在するブロックチェーンを評価するのと同じ特性を維持しながらスケーラブルなものを実際に作成しようとしている点です。
クライアントの検証と同じです。 特定のトランザクションが正しく実行されたことを自分自身での確認です。
1秒間に何千ものトランザクションを実行できる素敵なブロックチェーンを持っている場合は、ブロックチェーン全体を履歴から検証せずにすべてを実行します。世界にいる5人と確認が可能です。実際にスケーラビリティの三角形を突き破るシステムを構築したければ、クライアント側は可能な限り分散化されているかを検証します。小さなアクターによる1%の攻撃すら困難です。
実際に私達はあと数年の研究の後、最初のアイデアに納得しているかを考える必要があります。
1つの問題ごとに、異なる種類の複数のソリューションが存在します。今、トレードオフとピュアネットワークの実装を可能にすることが問題です。

適用可能または有用なアプリとスケーラビリティのソリューションとは何ですか?

この1年、私はエクスチェンジで一番興味を持っているのは、他の投資機関である中央銀行です。プラズマチェーンを構築する。実際、プラズマチェーンはこれらの機関が必要としている分散型効率との間での適切な妥協なのかもしれないと感じています。
コンソーシアム型チェーンではなく、これができるのはプラズマチェーンです。集中型サーバーもまたプラズマチェーンであり、簡単に導入できます。私はステーツチャネルに基づく多くのアプリケーションができることを願っていますし、既に少なくないアプリケーションがスタートしています。うまくいけば、それらの1つが利用できるステートチャネルで、早い段階でオンラインでネットワークは稼働するでしょう。メインチェーンの上に留まり、たくさんのことができます。人々はそれをTwitterのように使用します。私たちは多くの事象を見て、研究を続けていくでしょう。
最終日5/3での登壇の時の写真です。この時はキャスパー、バリデーションに関しての説明が主でした

あなたがツイートしたシャーディングはどう来ていますか? 今のシャーディングの進捗は?

シャーディングソリューションが来ている、とは、理論的に準備が整ったという意味です。シャーディングが不可能だと言われている基本ブロックは見あたりません。私はコアの問題が解決されたように感じています。あとは研究サイドで最適化する方法を考え出すことです。より効率化する方法を考えています。なぜなら私たちはスケーラブルなブロックチェーンは望んでいません。ライトプランの特性を持つ、ユーザーフレンドリーな、承認時間が素早いブロックチェーンを望んでいます。
「また戻って来て全面的に変えたい」とは思っていません。3年後に向けて増強中です。まだ開発面の仕事が残っています。
And one that has properties that we know we don’t’ want to go back and change things all over again.break it in three years time and so like a lot of stuff that we are working on now which is more in the incremental side and also like a lot of the work that remain is also on the development side.
基本的には私がツイートしたたように開発側のコンセプトです。
350ラインのクリプトンは、私たちがシャーディングネットワーク上でフックできる非常に多くのロジックを実装しています。
何が足りないのか?
完全に実装されたステートビーコンを有していません。特に、P2Pネットワークを持っていません。根本的な障害はありません。ハードな開発ですが、完璧に仕上げられると期待しています。
私たちが危なっかしいつなぎ目と考える仕事が残っていますが、些細なことです。
I think we are really at the critical juncture where the remaining work are much more in the finer details.

分散型へのプロセスは?

私が解決策の1つだと考えるのは、プラズマのような半分散型の技術です。誰かが思いついた、イマイチな集中型の超スケーラブルなサーバーにとって、実際により安全です。
原理に基づいたプラズマチェーン。
短期的には、本当に有用な動きを見せるものに注目しています。
長期的には、集中化は政治コンセンサスアルゴリズムのように、大々的なキャンペーンをうって、代議員に投票することになります。私たちはすでに人々が投票しようとしている将来の様子を見ています。大きなキャンペーンのような欠点は現実であり、彼ら自身を表しています。不利な点が見える前に、おそらく価格競争になる可能性があります。
長期的にみた場合、暗号化へようこそ。
基本的にムーブメントは集中化へと動きます。
私たちが得られるものはたくさんあります。もう少し暗号化を上位に持って来ましょう。それは必ず起こります。分散化は暗号化の技術の1つで、それ自体やってこないことが利点です。
Decentralization is one of those technologies the benefits of it don’t come to it.
ある時点で明らかになるでしょう。使い勝手を最大限よくすることがとても大切です。