OCCのクリプトカストディの要件緩和とArcano旗艦ファンドの好成績、Signature Bankの預金残高1000億円増。クリプト訪ねて三千里:第486 話 Textile

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!その日目に留まったメディア記事も幾つかピックアップしてお届けします!

勝手にピックアップ。今日のクリプト界隈の出来事。

 

・OCCが米国の銀行全てにクリプトのカストディ業務を許可(Coindesk)

Office of the comptroller of Currency(OCC)が国内の銀行業を営む機関はクリプトのカストディ業務についても認可されるべきと書面にて記載。

 

⇒流石米国。。これは驚愕の施策ですね。銀行もクリプトのカストディ業務の提供を可能にすることで広範的にクリプトのインフラが整います。実際のセキュリティ的な心配はありますが、保証関連の制度化が充実化していきそう。気になるのはBitGo等の既存のカストディアン。これ皆銀行に買収されるのでは。。。

 

・Arcaの旗艦ファンドが176%という驚異的パフォーマンスを叩き出す(Coindesk)

2020年現在、ArcaのフラッグシップファンドであるArca Digital Asset Fundが年間パフォーマンスで76%増という驚異的なパフォーマンスを出しています。

 

⇒言うまでもなくS&P(1.12%)等の主要な指標と比べても圧倒的な成績。Bitcoin(30.39%)と比べても倍近く好成績。

 

・Signature Bankの預金高が1000億円増(Coindesk)

銀行全体としては8000億円近い預金残高増。内1000億円は同行のクリプトチームによるものだとレポートで公表。4期連続の1000億円増。売上は120億円で、去年の同時期の160億円比では約25%減。

⇒売上の増減はあまり気にしなくても良いでしょう。クリプトバンクといえば、Signatureというブランディングは確立しており、今後もぶれることはないと思います。OCCが公表したクリプトカストディアンの認可で競合が増えるとしても、高度なセキュリティ体制を敷くことは簡単ではなく、直ぐには参入できないと思われます。

 

今日のスタートアップ・ハント!

 

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