システマティックな投資戦略を立案し、バックテストを行う場合、通常、限界があるのは想像力ではなく、アイデアを検証するための信頼性が高く、手頃な価格のデータセットとコンピューティングパワーへのアクセスです。何年もの間、大規模なリサーチデータ予算と最先端のITインフラを備えたヘッジファンドで働く機会がない限り、十分な定性データとバックテスト用のパワーを得ることはほとんど不可能なステップであり、あなたの投資アイデアはほとんどの場合、ノートの脇に描かれたスケッチにとどまる運命にありました。
幸いなことに、ここ数年、ラップトップやクラウドサービスなどのコンピューティングパワーが非常に安価になり、暗号通貨が登場しました。何が関係しているのでしょうか?ブロックチェーン技術の台頭と暗号通貨への関心の高まりとともに、暗号通貨取引所が登場し、ちょっとしたコーディングができる人にとっては、完全に無料で高品質なデータを入手できる強力なソースであることがわかったのです。
Pythonライブラリの中には、1つのライブラリを使って複数の暗号化取引所のAPI(CryptofeedやCCXTなど)に簡単にプラグインできるインフラを提供しているものもあります。これらのライブラリは、取引所間の潜在的な価格差から利益を得るために、複数のプラットフォームで同じ資産価格を必要とするマーケットメイキング戦略の開発を計画していた場合、特に有用です。
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。