国際的なAML規制に準拠して、いわゆる匿名系通貨の上場廃止が世界的に進んでいます。MoneroやZcash等はあらゆる取引所から除外されており、その内規制に準拠したライセンス保有の取引所ではどこも取り扱わなくなると思われます。Ethがzk-SNARKsを実装した際にはどのように取り扱われるのか。
sDeFi – Synthetix:https://www.synthetix.io/
Decentralised synthetic assets
今年の6月に取り上げさせていただいていたSynthetixは、今やもうMakerに次ぐDeFiの雄にまで成長しています。(SynthetixのBrooklynメンバーであるJordanにもインタビューしましたので、そちらの様子はこちらからご確認いただけます)
既に取り上げさせていただいている会社ですが、Synthetixの新商品が面白いのでそちらをご紹介させていただきます。
Synthetixは、SNXという独自トークンを同プラットフォーム上へ担保に入れて発行するsBTC=合成トークンら、を売買するDexです。
そして今回、sDeFiというDeFi関連銘柄のバスケットを新規でリリースしました。
構成銘柄は下記の通り。
LINK | 25.00%
MKR | 25.00%
ZRX | 13.00%
SNX | 13.00%
REN | 6.00%
LRC | 6.00%
KNC | 6.00%
BNT | 3.50%
MLN | 2.50%
Linkが25%を占めたのは意外でしたが、Twitterの投票と時価総額を鑑みて、このような割合になったとのこと。
sDeFiと同時にiDeFiというsDeFiのインヴァース商品もリリースされ、そちらも面白い。
“Inversely tracks the price of DeFi Index (DEFI) through price feeds supplied by an oracle. The entry point is $1000 (the approximate market price at time of creation). This Synth freezes when it reaches its upper limit of $1500 (i.e. when DeFi Index’s value reaches $500) or its lower limit of $500 (i.e. when DeFi Index’s value reaches $1500). If it reaches either of its limits and gets frozen, it will no longer be able to be purchased on Synthetix.Exchange, but can still be traded for other Synths at its frozen value. At some point after it has reached either of its limits, it will be substituted for another iDEFI with different limits.”
(意訳)
iDeFiはDeFiインデックス(sDeFi)の価格と逆に連動する。エントリーポイントを$1000とすると。このSynthはDeFiインデックスの価格が$500になった時(iDeFiの価格が上限である$1500に達した時)、もしくはDeFiインデックスの価格が$1500になった時(iDeFiの価格が下限である$500に達した時)に凍結される。上限下限の一方のリミットに触れた以降はSynthetixで購入することはできないが、それ以外のSynthと凍結された価格で取引ができる。また異なるリミットのiDeFiに置き換わる。
Synthetixの名の通り金、どんどんと融錬金術を展開しています!
【Synthetix】
・出資ラウンド(2019/11現在):Ventures Round
・資金調達額:$34.1M
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