スマートコントラクトのバグに保険をかける!クリプト訪ねて三千里:第111話 Nexus Network

このたった1カ月でWBTC, Synthetix, Instadappsが誕生し、DeFiは正にカンブリア紀の大爆発を彷彿とさせるような状況です。まだまだたどたどしい各DeFiプラットフォームを、他のプレイヤーが急速的に補完し合い、ユーザビリティは確実に向上しています。本日ご紹介するNexus Networkも確実にDeFiに寄与するソフトウェアです。

Nexus Network:https://app.nexusmutual.io/?source=post_page—————————#/NetworkStatus

Smart Contract Cover

 

Nexus NetworkはSmart Contractに何らかのバグがあった場合に対する保険を構築できるプラットフォームです。

MakerDao、Compound、Uniswap、Dharmaのスマートコントラクトも勿論想定されており、ユーザーはスマートコントラクトの失敗によって資産を失う危険性に対してヘッジできるという訳です。

例えば、下記図のように1000DAIに対して、90日間の保険を構築する場合は6.41DAIといった具合です。

保険が降りるかどうかのプロセスは、”意図しないコード設計によって、金融的な損害を受けた”場合に、ユーザー側からNexus Networkに申請することで実行されます。実際に保険が支払われるべきかはコミュニティの皆が投票で決めることになっています。

Nexus Networkは任意の仲介機関digital discretionary mutual)として位置づけられており、アドバイザーを有すものの、その構成もコミュニティの投票で決定されます。

この保険自体はスマートコントラクトで結ばれるものですので、カストディアンは存在しません。しかし、Nexus Networkは確実な運営のために、UKの登録を受けた企業と連携を取り、法的要件がクリアな形でプラットフォームを設計しています。

 

【Nexus Network】

・出資ラウンド(2019/7現在):-

・資金調達額:-

・ポジションや提携について

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