DeSoとは「Decentralized Social」の略で、Decentralized Social Networkともいう。これはDAOやweb3.0といったブロックチェーン業界でも最先端のプロジェクトである。
DeSoにおいては、ブロックチェーンの根底にある分散型の管理システムや高いセキュリティ性のおかげで、人々はSNSプラットフォーム管理者の失態による個人情報の流出やその利用を心配する必要がなくなる。 Facebookはこれまでに何度も同社のネットワークからの個人情報流出を招いている。これはFacebookに登録されている個人情報の安全性が、中央集権的な性質故に、Facebook社の管理能力に完全に委ねられていたからである。 DeSoでは個人情報を統括している中央主体がないため、ユーザーのセキュリティは非常に高い上に、データの書き換えなどもブロックチェーン上で管理しているため不可能に近い。 そしてDeSoではユーザー自身が自分のデータを管理し、どのようなデータやコンテンツがネットワーク上に公表され、それがどう使われるのかを指定することができる。 DeSoはイーサリアム上に構築されているプロジェクトであり、ネイティブトークンはDeSo coin (DESO)が利用されている。このトークンはプラットフォームの活性化の為に利用され、ポストやコメントを行うことでトークンが獲得でき、更にその獲得したトークンでプラットフォーム上の特別なサービスを解除できるような仕組みとなっている。 非中央集権型のSNSという一見新しいプロジェクトではあるが、そのプロジェクトを支えるにはユーザーが必要不可欠である。そしてそのユーザーを集めるためのインセンティブ制度やトークンが循環するエコシステムを備えていることは、どんなプロジェクトでも変わらない。 非中央集権的な存在は各人のコミットメントが必要なため、彼らの行動に対する報酬制度とその報酬が更なるプラットフォームの活性化につながるという好循環を生み出せる仕組み作りが必須であると感じた。 今後DeSo以外にもブロックチェーン系SNSは登場してくることは確実であるので、これからも動向を注意深く追っていきたい。 |
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第924話からのターン。暗号資産、DeFi、NFTに感化された新進気鋭の若手が定期的に登場します!
ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムもあり、アメリカ発の最新情報など絶妙にサンドウィッチされて生きた情報をお届けいたします。
第596話~第923話まで、バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきました。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。