仮想通貨を日々学んでいく中で、各国の仮想通貨に対する姿勢の違いに驚く人も多いだろう。
一気に空気が冷え込む冬の時期になり、世界でも有数のマイニング主要国と言われるイランは、電力消費と電力供給の観点から、仮想通貨のマイニングの制限をしたりというアクションを取っている。
そんなイランだが、イランの中央銀行と産業・鉱業・貿易省によって、イランの企業が国際的な決済に仮想通貨を使用することができるようになるという。イラン中央銀行(CBI)と貿易省は、仮想通貨によって決済することができる貿易システムにイラン中央銀行(CBI)の決済プラットフォームをリンクさせるといった旨の合意に達したとされている。
こうしたイランの動きから、仮想通貨業界に対する積極的な姿勢、仮想通貨のポテンシャルを生かして経済を拡大させようという姿勢がうかがえる。
今回のように、外国との国際的な関係において、仮想通貨の活用の生むについてアクションを取ることは、同じような姿勢・考え方を持つ国と足並みを揃える事に繋がる一方で、対照的な姿勢・考え方をもつ国との間には、溝を生む可能性もある。
今やグローバルな関係構築が当たり前となっている世の中において、それぞれの国が示す仮想通貨への姿勢・考え方は、各国の国際関係、国際情勢に影響を与える大きなファクターの一つになってくるだろう。
世界全体を見渡した時、その経済圏のあり方に仮想通貨がどんな影響を与えるのか、各国の仮想通貨への向き合い方は目が離せない。
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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。