PayPalは、2020年に全ユーザーに取引を開放して以来、暗号通貨ビジネスを拡大してきました。アメリカではクリプト払いができるようにし、過去1年間で暗号資産の購入上限を増やしました。将来的には、独自のステーブルコインを提供することもあるかもしれないと言われていたPayPalですが、同社の暗号およびデジタル通貨担当SVPであるJose Fernandez da Ponte氏は、オンライン決済プロバイダが “stablecoinを模索している “とBloombergに確認しました。彼はまた、同社が “前進することを求める場合、関連する規制当局と緊密に連携する”と述べています。
更にSteve Moserという開発者が、同社のアプリの中に「PayPal Coin」の隠しコードと画像を発見し、Bloombergと共有しました。彼が発見したものによると、PayPal Coinは米ドルに裏打ちされます。また、PayPalのロゴを横切る2本のスラッシュが特徴になるかもしれないが、このコインが日の目を見ることがあれば、発売時に変更される可能性もあると考えられています。広報担当者は、Moser氏がアプリから発掘した豆知識は、同社のブロックチェーン、暗号、デジタル通貨部門による社内ハッカソンの残り物だったと同誌に語りました。
ステーブルコインは、米ドルなどの法定通貨に裏打ちされた暗号通貨であり、一般的に、暗号資産の中では最も安定的であります。Meta社にも大きな暗号化計画があり、Diemと呼ばれる独自のステーブルコインをサポートするデジタルウォレットを発売する予定でした。しかし、規制当局からの反発に直面し、代わりにPax Dollarと呼ばれる
ステーブルコインを搭載した暗号通貨ウォレットNoviを立ち上げました。
どうしても値動きの激しいものに目が行きがちですが、クリプトの拡大においてステーブルコインは非常に重要になって来ます。今後もPayPalの動向から目が離せません!
*参考記事
PayPal is working a stablecoin called PayPal Coin
(https://thetapedrive.com/paypal-is-working-a-stable-coin-called-paypal-coin)
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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。