多くの仮想通貨業界に関わる人がマイアミに注目する中(マイアミは都市独自のコイン “City Coin”を開発するなど、特に仮想通貨に友好的な都市として有名)、複数の起業家たちが集まり、Web3とNFTの世界を現実世界に持ってくるようなレストランをカルフォルニアでオープンした。
Bored ApeのNFTを所有することは、その画像に対する所有権とそれを自由に使用する権利を持つ。そんな中Kevin SeoとAndy Nguyen、その他のBored ApeコミュニティのメンバーはBored Ape #6184をメインに使用し、「Bored & Hungry」をオープンした。そのレストランでは消費者はイーサリウムとApeCoinを使用して飲食が可能となる。
1万の限られたNFTアバターの所有者で構成されるBored Ape Yocht ClubはYuga Labsのイーサリウムイーサを基盤としたりNFTプロジェクトで、昨年4月のプロジェクト発足から14億ドル以上の取引額を記録している。
Bored & HungryはカリフォルニアのLong Beach 7th streetという人通りの多い場所に位置している。開店と同時に多くの人種、性別、年齢層が集まり、レストランは賑わっていた。
今回の店舗オープンは現実世界とNFTやWeb3といったデジタル世界が繋がりを持った非常に面白い実例であると考える。メタバースを通してデジタル世界内で多くのNFTに関連した経済活動が行われることは明らかであるが、このような形で現実世界で既に多くの大手企業が独占しているような市場にNFTが挑戦したことは非常に興味深い。しかしこれが可能になったのもBored ApeというNFTプロジェクトがある程度のブランド力と認知度を持ったからであり、現実世界でもNIKEやLouis Vitton のようなブランドとNFTプロジェクトは一つの「ブランド」として勝負することもの可能になっていくと感じた。
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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。