現在は閉鎖されているThe Geek Groupという会社の関係者3人が、ビットコインの取引と無許可の送金業を通じた資金洗浄を行っていたことが発覚し、実刑判決を受けたというニュースがありました。
米国司法省の声明によれば、彼らは合わせて74万ドル以上のビットコインを売却していており、彼らのスキームとしては、取引所からビットコインを購入し、しばしばそれをロンダリングし、その後、麻薬ディーラーを含む顧客にそれを販売するというものでした。
この時、ビットコインを”mixed”したと原文の英文記事で記されています。これは、日本語でビットコインの「ミキシング」と呼ばれています。ビットコインの「ミキシング」とは、簡単に言えば、匿名性を高める技術のことです。ミキシングは、仮想通貨の取引データをいくつも混ぜ合わせてシャッフルすることで、送金元となる保有者を特定することを困難にしたり、資金の流れを辿ることができないようしたりする仕組みです。
こうしたビットコインと関連する犯罪やその手法は多岐に渡りますが、今回の「ミキシング」も含めて、元々そのような犯罪目的で生まれたものではないものも多くあります。
今後少しずつ学びながらご紹介していきます。
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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。