クリプト訪ねて三千里:第1004話
KrakenのNFT担保のローンシステム

KrakenのCEOであるジェシー パウエルは、取引所の今後の非代替トークン(NFT)プラットフォームは、顧客がNFTコレクションから更なる価値を引き出すことを可能にするサービスを提供すると述べている。

 

 パウエルはBloombergNewsに、KrakenはNFTの保管サービスと、NFTをローンの担保として使用する機能を提供する予定であると語った。

 

 パウエルは、NFT担保ローンなどのNFTの機能的使用を、デジタルアートとNFTコレクションのための成長するエコシステムの「フェーズ3」と呼ぶ。 パウエルによれば、フェーズ1は投機であり、フェーズ2はクリエイターを直接サポートする形でのアートの購入だった。

 

 NFTプラットフォームを構築するKrakenの計画のニュースは、今月の半ばに報道された。 当時KrakenはThe Blockに、プラットフォームはNFT活動を「オフチェーンにするのに役立ち、それはmintingと取引手数料の両方を最小限に抑えるのに役立つ」と語った。 パウエル氏はブルームバーグに、2022年にはユースケースが拡大すると予想していると語った。

 

 しかし、NFTブームに賭けている取引所はKrakenだけではない。  Coinbase、FTX、Binanceなどの競合他社はすべて、独自のNFTマーケットプレイスを立ち上げているか、立ち上げる予定である。

 

 取引所が運営するプラットフォームでのトレーディングボリュームはまだ公表されてない。しかし少なくとも独立したNFTマーケットプレイスでは8月に取引量が急増した。 取引量はそのピークを境に減少していっているが、NFTマーケットはそれ以来毎月数十億のボリュームを記録し続けている。

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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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