https://academy.binance.com/en/glossary/total-supply
こちらの抄訳バージョンです。
トータルサプライ
トータルサプライとは、現在存在し、流通しているか、何らかの形でロックされているコインやトークンの数を指します。これは、すでに採掘された(または発行された)コインの合計から、バーンされたり破壊されたりしたコインの合計を差し引いたものです。
したがって、トータルサプライには、流通供給量(サーキュレーティング・サプライ)とまだ公開市場に出ていないコインの両方が含まれます。例えば、まだ公開市場に出ていないコインとは、プライベートセールや初期コインオファリング(ICO)イベントの後に通常行われるロックアップやベスティング期間の下で保持されているコインなどです。
最終的に焼却されるコインやトークンはトータルサプライから除かれます。例えば、バイナンスが四半期ごとに行うコインの焼却イベントによって、BNBのトータルサプライは恒久的に減少することになります。
トータルサプライとサーキュレーティング・サプライの比較
トータルサプライとは異なり、サーキュレーティング・サプライは、すでに市場に出回っており、様々な暗号資産市場で取引が可能な全てのコインを指します。これは一般の人々の手に渡っているコインを意味し、ロックされたコインや保留中のトークンは含まれません。
暗号資産の市場価値は、ロックされたり保留されたりしている供給の部分によって直接影響されないため、時価総額を計算する際には通常、トータルサプライではなく、流通している供給量だけを考慮に入れます。
サーキュレーティング・サプライと最大供給量
トータルサプライは、既に採掘された(または発行された)全てのコインから、焼却されたコインを引いた数を指します。一方で、最大供給量とは、将来存在するであろう全てのコインの総数を意味します。トータルサプライとの違いは、最大供給量には将来採掘されるコイン、既にトータルサプライに数えられているコイン、そして焼却されたコインも全て含まれる点にあります。
トークンエコノミクスを考えるとき、多くのコインが持つ固有の稀少性が価値の源泉となります。例えば、ビットコインのような採掘可能なコインは、新しいブロックがマイナーによって検証され、ネットワーク全体で認証されるたびに、新たに生成されます。しかし、採掘可能な暗号資産のほとんどには、生成可能なコインの総数に上限(最大供給量)が設けられており、このため新しいコインの生成は永遠に続くわけではありません。この最大供給量は、通常、そのコインのジェネシスブロックが作成された時に定められます。
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