やさしいDeFiに参加してきました!

1126日に東京で行われた「やさしいDeFi」ミートアップに参加してきました。DeFiとはDecentralized Finance(分散型金融)のことで、既存の金融の次にくる新しい金融業の形と言えそうです。実際、暗号資産に関してウォレット間で自由にやり取りができるのでわざわざ金融機関を介す必要がないというところです。

【現金】
近くの人・・・現金の受け渡しが可能
遠くの人・・・現金書留、振込、海外送金

【暗号資産】
近くの人・・・ウォレット
遠くの人・・・ウォレット

私たち、特に日本在住日本人がピンとくるテーマでないことは明らかです。それは、現金への信頼が高いこと、近い関係性で取引が完結することでその感覚が鈍ってしまっているからです。便利すぎるという弊害です。

よく使うサービスで振り込みくらいだと思いますが、それも金融機関のデータベース付け替えで安価、スピーディー、安心感が得られるのでわざわざ新しい技術は必要ないのではないかと思ってしまいます。

しかしながら、海外送金や銀行口座を持たない人たちとの決済では、明らかにウォレットの方が便利です。今や金融機関に頼らなくてもそのようなやり取りができるようになっているということは覚えておきましょう。

まずは申し込みのほうです。実は結構難しいですので、そういうものだと思って手順を読みましょう。しっかり読めば必ず理解できます。でも、最近はこの「しっかり読む」ということが面倒な風潮、「しっかり読む」ことができなくなっている人も多くなってきました。

新しい技術はこのハードルを越えなくてはならないのが難しいところです。逆に言うと、ここをクリアできれば劇的に広まるものです。

1.DeFiの重要性/なぜ求められているのか(Kathleen)

Bloomberg記者として15年の経験があるKathleenさんです。Defiで金融業界の問題を解決したいとの思いでこの場所に立ちました。特にブロックチェーン技術の進歩は目覚ましく、大半が追い付けていないので、そのキャッチアップ・知識共有が必要だということでこのミートアップを提案したとのことでした。DeFi業界のエコシステムの説明をして頂きました。

2.Kyber Networkデータから見るDeFi統計解説(Hory)

データで示すというよりは、その歴史を伝えることのほうが理解が深まりやすいということで全体像を説明して頂きました。

特に興味深かったのが、Dex(分散型の暗号資産交換所)の取引シェアが1.3%に迫っているということです。暗号資産交換所であっても、口座を開設して暗号資産を預けていれば、それはCentralized Financeの域を出ていません。ビットフライヤーやコインチェックもDeFiではありません。そうではなく、暗号資産交換・取引のみの機能に特化したのがDexなのです。

日本株の私設取引システム(PTS)シェアが5%ですが、当然これとは違うエコシステムとはいえ、拡がる可能性は十分あるでしょう。

Defiプロジェクトはジャンルが15、プロジェクトは190あるとのことでその集約的なサイトがこちらです。
https://defiprime.com/

3.MakerDAOから考えるDeFiの現状とこれから(カナゴールドさん)

ステーブルコインDAIのメカニズムの説明をして頂きました。DAIはドル連動のステーブルコインですが、DeFi(分散型金融)で利用されることに特化したステーブルコインです。
ETH担保の仕組みや、マルチコラテラルDAI、MakerDAO(メーカーダオ)を詳しく説明して頂き、しっかりと理解できました。

12月10日(火) やさしいDeFiミートアップ第二回が開催されます。
開催場所:Lifull Hub 東京都千代田区麹町1-4-4 2F
時間:19時00分~20時30分(開場:18時40分)
費用:RSVP:5.00 DAI
詳しい内容に関しましてはKickbackページにてご確認ください。