クリプト訪ねて三千里:第918話
専門家が語る50年後の暗号資産の姿とは

個人金融~専門家が語る50年後の暗号資産の姿とは

暗号資産のない未来を想像することは難しくなっています。数十年後にデジタルコインがどのようになっているのか、専門家たちのビジョンを紹介していきます。

株式、証券は多くの人に浸透しており、今後も続く仕組みでしょう。暗号資産については今も確証がありません。デジタルコインがお金への理解と関わり方を永遠に変えるだろうとみられる一方で、ただのバブルだと警鐘をならしています。

どのような予測がなされようとも、暗号資産のない未来を想像することは難しくなっていることでしょう。

CNBCは、さまざまな分野の専門家に、50年後の通貨に対するビジョンを尋ねました。

– アイボリー・ジョンソン(認定ファイナンシャルプランナー、デランシー・ウェルス・マネジメントの創設者
「暗号資産が伝統的な金融を破壊するのは、その最も魅力的な効用の1つが、コストや遅延、外貨の変動がほとんどない状態で、国境を越えて効率的に支払いを送金できることだからです。ビットコインに関しては、50年は長い時間であり、ビットコインは世界の基軸通貨になるか、より優れた技術によって失脚するまで多くの人々を裕福にした次のAOLになる可能性があります。」

– The Money Plot: A History of Currency’s Power to Enchant, Control, Manipulate」の著者であるフレデリック・カウフマン氏は、次のように述べています。

「2071年より前に、ドルは銀や金よりも暗号資産との共通点が多くなるだろう。だから、価値の保存や交換の媒体としての暗号化アルゴリズムの寿命を疑う必要はない。すべての貨幣は暗号資産の一種です。私たちの生活がこれまで以上にデジタル世界に融合していく中で、トークンへの投資意欲はますます高まっていくでしょう。皮肉なことに、その衝動は私たちを原始的な本能に結びつけ、私たちが人間であり続けるための役割を果たすことになるでしょう。」

– Betterment社の行動ファイナンス・投資担当副社長、ダン・イーガン氏

「ビットコインのような暗号資産は、お金の移動や投機に便利であることが証明されており、なくなることはないでしょう。しかし、拡大する暗号市場の需要を満たすために、どこでどのようにエネルギーを生成するかは検討に値します。また、不換紙幣の競合相手とみなす国家権力者が、暗号をさらに闇市場の商品にしてしまうかどうかも検討に値します。」

– アリゾナ州立大学のブロックチェーン研究室の創設者兼ディレクター、Dragan Boscovic氏

「中央銀行当局は、暗号資産に関する規制の策定に追われています。彼らは、デジタル通貨がデジタル経済に固有のものであり、今後10年で主流になる方向にあることを認識しています。」

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。