クリプト訪ねて三千里:第850話
DeFiフラッシュローン:前払いなしのローン

DeFiとは、Decentralized Finance(分散型金融)の略で、通貨交換から融資に至るまで、金融商品やツールの分散化を目的としたブロックチェーンアプリケーションの魅力的な分野です。実際、2020年初頭以降、DeFiプロジェクトにロックされた総額は50倍に増加し、現在は500億ドルの価値があるとされています。

フラッシュローン
フラッシュ・ローンを簡単に説明すると、担保を必要とせず、クレジット・スコアやユースケースなどの要素に基づく承認を必要としないローンのことです。つまり、誰もが何の質問もされずに1,000万円の融資を受けることができるのです。ただし、借りたお金は、借りたときと同じ方法で返済しなければならない制約は残ります。

トランザクションとは、一緒に行われる一連の操作のことを意味し、フラッシュローンの場合、基本的な取引は次のようになります。

10,000 ETHのフラッシュローンを借りる
ETHを取引所AでDAIと交換する
DAIをBの取引所でETHと交換する
融資+手数料の払い戻し

 

もちろん、この一連の操作は、ユーザーが任意のタスクを実行するようにプログラムすることができます。ここで重要なのは、借り手がどのような戦略を採用しようとも、資金の借り入れと返済が同じ取引で行われなければならないということだ。
そのため、ユーザーは資金を借りる前に流動性を確保する必要がなく、何百万ドルもの通貨を借りることができます(ただし、ブロックチェーン上のあらゆる取引と同様に、ユーザーは取引にかかるガス料金を支払う必要があることに留意する必要があります)。

こちらを翻訳(一部カット)しました。

DeFi Flashloans: Borrow Millions and Pay Nothing in Advance

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。