私はDeFi(ディファイ)推しです。クリプトは確かにブロックチェーンベースで革命的だと思いますが、クリプト単体では世界を変えられない。実際は、値段が上がった下がったと盛り上がっているだけで、それであるならばクリプトのCFDと同じだと思っています。クリプトはDeFiのための素材であり、DeFiはクリプトが存在するからこそ成り立ちます。まだまだ時間がかかるかもしれませんが、プロトタイプもできていますし徐々に社会に浸透していくことでしょう。
NFTはバブル、DeFiの次、可能性を秘めているなどと言われていますが、私はDeFiよりは積極的ではありません。なぜならば絵画、作品、著作権などと一意に紐づけられるからとのことですがアートそのものに興味を持ったことはないですし、唯一無二の証明って言われてもそれはNFTが存在しなくても唯一無二ではないのか、人の手で鑑定して証明すればよいと思っています。式で説明すれば、DeFi>クリプト=NFTという感じです。これから勉強していくにつれNFTへの温度感は上がるかもしれませんし、そうでないかもしれません。ただし、元々が儲かりまっか系の金融職なので収益性という意味でNFTはもちろん〇です。
NFTはサブカルチャーの救世主だと言えそうです。漫画、アニメの保護もそうですが、ブルームバーグの記事では$69.3 million(1ドル100円で70億円)でアート作品が売れたということで、香港拠点のアーティスト、アートディーラー、投資家のためのプラットフォームを運営するTakung Art Co.の株価が277%上昇。ゲーム会社のLiquid Media Group Inc.やVRに特化したIntegrated Media Technology Ltd.などのエンターテインメント関連の銘柄も、NFTの可能性から同様に上昇しています。
「インターネットが本当にすべてを変えてしまうのなら、アートの世界も例外ではないのでは?」とイラー・コーウェン氏がブルームバーグのご意見コーナーでコメントしております。
いや、ということはNFTはついでってこと?まだまだNFTへの温度感は上がりそうにありません。
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。