クリプト訪ねて三千里:第716話
トークンセッツでポートフォリオ作成

本日はTokenSets(トークンセッツ)でポートフォリオを公開しようとして、手数料が高いので断念したというお話をいたします。

まずは、Creat Portfolioを選択します。

  1. トークンの選択 – セットに入れたいトークンを選択し、その配分を調整します。これらは後で変更することができます。
  2. セットに名前を付ける – セットに名前を付け、開始価格を選択してください。
  3. 発行 – セットをEthereumのメインネットにデプロイします。公開されると、セットは担保付きのERC20トークンを発行できるようになります。

利用したいペアを選択し、配分を決定します。

名前を決定し、スタートの値を決めます。

さあ、公開しようと思いましたが、手数料高すぎるやん。ということでDiscordで質問をしてみました。帰ってきた答えがこんな感じでした。

こんな高いってありえるか?

・はい、それが普通です。セットを管理するにはお金がかかりますからね。これからが本番です。

・発行・流通戦略が決まらないうちにセットを作るのはやめましょう。著名なトークンの組み合わせであればNAV発行ができますが、レアなケースでの組み合わせは流動性を受け取るのに外部に宣伝する必要があります。(流動性供給者を募らないといけません。)
もし、自分自身でトークンの組み合わせを作成し、誰かが流動性を提供してくれると期待しているのであれば、大きな痛手を負うことになります。何も考えずにセットを作った人曰く、自分で20個分のペアのセットを発行するのに1400ドルかかってしまったとのことでした。
売買ボタンは機能しないので、どのようにトークンをその購入者に渡そうと考えていますか?Uniswapで流動性を調達できますか?要件や全体像を十分に理解せずにセットの作成を急いだ人たちと同じ運命を辿らないことを願っています。私のTEDトークにお越しいただき、ありがとうございました。

もう~、このTEDトークのジョークの意味がわからんし。でも、一つ言えることは親切に教えてくれたので感謝です。

私が理解したことは、ひとまずSocial Trading(ポートフォリオ作成)をするのはそれなりに高いということと、ペアの組み合わせについては流動性を提供してくれる人がいないと大変困るということです。流動性がないと自分でモノを作らないといけない。流動性をマーケットに提供するということは尊いことなんですね。皆さんも、ロックなりMaker注文なりを置いてDeFiに貢献しましょう。

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。