BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!その日目に留まったメディア記事も幾つかピックアップしてお届けします!
勝手にピックアップ。今日のクリプト界隈の出来事。
・DarkNetにおけるBitcoinの利用額が急上昇(The Block)
Bitfury Analyticsの調査によるとMixerサービスを経由してDarkNetに流れるBitcoinの量が増加したとのこと。2019年の第4四半期と2020年の第1四半期で294%増、1年前と比べると1000%増。ドルでも同様な動きがみられている。
→Bitcoin、クリプトの使われ方はこんなんで良いのだと思っています。使い方の善悪を咎める立場にはないですし、同じ媒体を利用している時点で、という考え方も出来ます。ただ真に垣根を超えた経済圏を見てみたい。
・PolkadotのStaking事情(The Block)
Coinbase Custodyを始め、著名なStaking業者が既にStakingサービスの提供を準備しています。しかし現在投票中であるDOTの総供給量を変化させる提案は波乱の模様。
→DOTの総供給量は当初の100倍(価格も100分の1)となる筋が濃厚となっています。現在得票率は42%で、次に来るのは32%で10倍。どちらにしても価格は希釈される想定。
・Arweave、Gitcoinが共同でOpenWeb Incubatorをスポンサー。(Decrypt)
ArweaveとGitcoinが共同スポンサーという形でOpenWeb Incubatorでハッカソンを開催。Arweaveのトークンを上手く活用したプロジェクトは$100k(約1000万円分)の賞金を獲得する。
→ArweaveとGitcoinはどちらもベルリン拠点。同地域のプロジェクトが連携して、最近大人しかったFull Nodeにておいてネットワーク効果が期待できそうです。それにしてもArweaveの最近のメディア露出度と積極性は素晴らしい。
今日のスタートアップ・ハント!
Variant:https://variant.fund/
Building “the ownership economy”
VariantはMarc Andreessen、Chris Dixon、CompoundのCEOであるRobert、Union Square Venturesをバックに設立されるVC。クリプトに限らずOwnership Economy(意訳:所有を分散化させることで生じる主体性によって回る経済)に投資していく方針。ユーザーがサービスを享受するだけでなく、自らが積極的に関与し、サービスを向上させていくプラットフォームに投資していくと述べています。