PPPを申請したブロックチェーン企業のリストとAaveの”過小担保”レンディング。クリプト訪ねて三千里:第467 話 Lightspeed Ventures

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!その日目に留まったメディア記事も幾つかピックアップしてお届けします!

勝手にピックアップ。今日のクリプト界隈の出来事。

 

・少なくとも30社のブロックチェーン関連企業が米国のPPPを申請受諾(Coindesk)

Paycheck Protection Program(PPP)米国の雇用を守るための施策である、従業員の給与をローンにて支払える制度ですが、Tron、Polychain、CypherTraceらを始めとする30社のブロックチェーン関連企業が申請している模様。

 

⇒申請している企業を見ると、必ずしも厳しい収支体制によって申請しているわけではなさそうな所も。Tronが買収した旧BitTorrent(現在はRainberry)は顕著な例でしょう。莫大な資金力がありながら、況してや中国資本企業でありながら、制度をハックしている。

 

・Aavaが過小担保のレンディングを提供開始(The Block)

AaveがOpenLawと提携して”Undercollateralized Loan”を提供する見込みです。金貸借契約書のような法的な書類を交わすということですが、両者は同じ法の統制下、つまり同じ国に居なくてはならない模様。

 

⇒DeFiにおいて過小担保は切望されていましたが、クリプトにおいてKYC、契約書、同国内という制限をどのように乗り越えるのかがこれからの課題でしょう。

 

今日のスタートアップ・ハント!

 

Lightspeed Ventures:https://lsvp.com/

TOMORROW, BUILT TODAY

 

Lightspeed Venturesはシリコンバレーに拠点を構えるVC。創業は1999年、投資実績は400社とかなりの経歴。Blockchain.comやLedgerXに出資。

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