将来キャッシュフローを購入するという新しい投資!クリプト訪ねて三千里:第318話 Fairmint

Bitfinexにて新しく発行されたXAUt(Tether Gold)を5倍のレバレッジでトレードできるというアップデート。Btcの現物を持ちながら金へのエクスポージャーも増やせるという新たなトレード戦略を開拓してくれました。

Fairmint:https://www.fairmint.co/

New financing model for startups to raise funds that allow anyone to invest in them based on their revenue performance rather than equities

FairmintはSFに拠点を置くDeFi系のスタートアップ。

新たな資金調達方法であるCSO(Continuos Securities Offering;継続的な資金調達)を実施できるプラットフォームを提供しようとしています。

CSOとは、株式の保有ではなく、売上への貢献という形で、投資してもらうというスタートアップによる資金調達方法への新しい提案。株式を売ることで資金調達をする従来の方法よりも健全だと同社のCEOは主張しています。

 

細かい仕組みについてはまだリサーチ不足ですが、The Blockによると。。

スタートアップは将来キャッシュフローの○○%を、担保としてCSOプラットフォームにロックします。初期のトークンの値段はFairmint独自のアルゴで担保に応じて算出されますが、投資家はその担保分に対するクレームを意味するERC-20トークンをUniswap上で売買することもできれば、Fairmintで担保をクレームすることも可能。担保率の増減でトークンの価格も変動することとなります。

 

大まかな流れは下記の通り。

1.スタートアップがCSOをする。投資家がCSOで発行されたERC20トークンを購入。

2.スタートアップはその資金でビジネスを展開。

3.ビジネスが上手くいけば、担保に置く現金も増える。

4.担保の現金が増えれば、トークンの価格は上昇。

5.価格が上手く上昇すれば(担保率が増えれば)、投資家のリスクも減る。

6.堅牢なキャッシュフローを示せれば、次の資金調達で容易にお金を集められる。

 

ちなみにCSOへの出資は株式への出資と同義ということでUS国内では適格投資家もしくはアメリカ国外の人のみ参加可能。

 

【Fairmint】

・出資ラウンド(2020/1現在): Pre-Seed?

・資金調達額:$1.2M?

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