クリプト訪ねて三千里:第1265話
勝組から大衆へ、歴史を伝えるHistoryDAOの使命

人類は有史以前から、洞窟の壁に絵を刻み、粗末な紐で結び、記憶を保存しようと努めてきた。そして、部族や氏族が過去の記憶を言葉で残すために言葉を生み出し、言葉は印刷物となって歴史を刻んできた。

情報化時代には、インターネットが歴史的記録の担い手となり、ブロックチェーンに記録された不変の「ブロック」の力によって、地質学的なレベルの永続性が達成されたのである。

ブロックチェーンは、歴史が抱えるある種の呪いに対する解決策であり、タイムリーな開発であった。

歴史の呪いとは何か?

中央集権的な歴史記録。古代から現在に至るまで、歴史を記録する権限は中央集権的な組織の手に委ねられてきた。非公式な歴史や民間の記録はあっても、メディアの高貴さによって曖昧にされている。しかし、「情報化時代」にもかかわらず、強力な中央集権的メディアがこれまで以上に力を蓄えているため、この状況は途切れることなく、間違いなく悪化している。一方、暗号の世界では、どんな中央権力もアクセスできない記録手段が生み出されている。

情報の量と複雑さは圧倒的です。情報化時代を象徴する膨大なデータの山の下では、何が真実なのかを判断することも主張することもほとんど不可能である。声をあげられない一般の人々は、自分たちの歴史を主張する術を持たない。おそらく将来は、何世紀も前から残っているような、私たちを信じることができるようなものはほとんど残っていないでしょう。

HistoryDAOは、Web3&ブロックチェーン技術によって、上記を解決することを目指しています。

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第924話からのターン。暗号資産、DeFi、NFTに感化された新進気鋭の若手が定期的に登場します!
ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムもあり、アメリカ発の最新情報など絶妙にサンドウィッチされて生きた情報をお届けいたします。

第596話~第923話まで、バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきました。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。