アトランタに位置する仮想通貨ATM企業のBitcoin DepotがSPAC上場で、8.8億ドルのバリュエーションで上場予定となっている。長引く仮想通貨の弱気市場によって荒れ狂うM&A市場の中での上場となった。先週は、マイニング企業のPrime Blockchainと10X SPACが12億ドルのM&A取引を中止した。

(SPAC: 特別目的買収会社 Special-Purpose Acquisition Companyの略で、)

 

Bitcoin Depotは2016年に設立され、7000以上のキオスクを持つ業界では北米最大の企業と言われている。同社のATMはまずAMTとウォレットを繋ぎ、承認プロセスを経て、ユーザーは現金をATMに入れることでBTC, ETH, LTCなどをウォレットで受け取ることができる。

 

他には、RobinhoodがUKのフィンテック企業Zigluへの買収提案額を半額以下にしたことが報じられた。さらには投資会社であるGalaxy Digitalは 仮想通貨貸付業者のBitGoのM&Aを中止した。

 

多くの企業が先の見えない今の仮想通貨業界でのM&Aを躊躇っている。現在のボラティリティとトレンドを見れば至極当然の話ではあるが、同時にそれだけ多くの企業がM&Aを計画していたという事実にも驚かされる。GAFAMのような大企業がイノベーションを起こすベンチャーを買収するのは有名な話だが、仮想通貨やブロックチェーン業界でも同様のことが起きている。

 

非中央集権を掲げるブロックチェーンを基盤とする仮想通貨を扱う企業が続々と上場するのと同様に、「長いものに巻かれる」かのように多くのベンチャーが買収されていっているのは経済サイクルとして避けられないものなのだろう。数十年後、非中央集権を支える技術と概念が十分に人々に浸透した時に、今ある経済の形がどう変わっているのか、非常に興味深いと感じた。

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