皆様、こんにちは。cryptoトレーダーです。起業家が事業を大きくしていくことと、トレーディングで勝ち続けることにはいくつかの共通点があります。今回はその共通点を4つに分けて説明いたします。
今回のお話は仮想通貨に限っての話ではないのですが、仮想通貨も起業も同じentrepreneurship(起業家精神)を持ったpioneer(開拓者)なのでより密接に共通事項が結びつくと思います。
ビジネスモデル化
起業するにあたり最も重要なのがビジネスモデルです。そのビジネスがなくても現時点で社会は回っているわけですから、そのビジネスが入り込む余地は「こんなのが欲しかった、こんなことに困っていた」という社会的な問題意識や課題を解決することです。そのスキルや情熱を自分が持っていれば、後は具体化するだけでビジネスモデルはできあがったといえることでしょう。
トレーダーはどうでしょうか。一般的に起業家が様々なアイデアを社会ニーズに照らし合わせなければならないことに対して、トレーダーは金融マーケットで勝つことだけが求められます。しかし、シンプルであるがゆえに、どの市場でどのようなスタイルを持ってどうやってマーケットで勝ち続けるべきかを自分でモデル化しないといけません。
誰もが参加できてしまうからこそ、その差別化を図ることが重要なのです。勝つだけでは足りず勝ち続けることが重要であり、そのモデル化には時間がかかります。やってもやってもまだ先があるものなのかもしれません。本来は参入前に入念に準備するべきですが、見切り発車をしてしまった場合にはとにかく生き残れるようポジションを最小限に抑え、マーケットでのあり方を身をもって体得することも必要となってきます。
そのモデル化ができるようになれば、トレーダー成功への第一歩が踏み出せたといえることでしょう。自分が倒れてもうまく回る仕組みを作る=自動売買システムトレーダーを目指すというのも一興です。
コミュニケーション
起業家が商品やサービスを広く知ってもらうようマーケティングが必要なのに対して、トレーダーはマーケティングをする必要がありません。これは大きな資源節約となりトレーダーの強みとなります。しかし、誰とも話をしなくてもいいということではありません。一人でやっていれば、まずい行動に気づかなくなりますしトレーディングのアイデアも枯渇します。
私のトレーダー仲間が口をそろえて言うのが、一人でやっていれば確実に退場を喰らっていただろうということです。チームで運用するのが理想ですが、せめてトレーダー仲間がいて、たまに情報交換をする程度でも全然結果が違ってくると思います。ブログやツイッターを開設するというのもその解決策の一つといえます。
感情
トレーディングには感情は不要ですが、人間がやっている以上感情に左右されるのは仕方がないことでしょう。損失が生活費にまで及ぶと絶対に勝たなければ後がないという緊迫した心情がアダとなり、損切りができなくなるなど、トレーディングには悪影響しかありません。油断や楽観視はもってのほかで、ポジティブ思考をもち、感情をうまくコントロールしていきましょう。そのためには裏付けのある自信を持つ、すなわちスキルを磨く必要があります。
専門知識(スキル)
最低限の基本ルールは必ずおさえておくべきで、実は特殊なスキルというのは起業家もトレーダーにも必須ではなく、地道な改善サイクルと実行力があればそれで十分です。ポイントとしては、自分に向いた金融マーケットの選別、選んだマーケットの知識と理解、自身について評価できる体系と、アイデアの検証ができればほぼ完璧でしょう。一つのストラテジーを磨き上げることが大事で、そのストラテジーこそがまだ見ぬ未来で正しく行動するための揺るぎない柱になります。
以上、成功するための起業家とトレーダーの共通点を大きく4つに分けて説明しました。
仮想通貨が暴騰していますが、間違いなく下落相場も到来します。その時に果たしてどう対処できるのか。トレーダーにとっても最も重要なのがビジネスモデルであり、トレーディングはビジネスなのだという心構えがある限りにおいて、安易な失敗を避けることができます。真剣に取り組んでこそ光明が見えてくるものなので、日々成長できるよう心がけましょう。